『ZIP!』がコミケに蔓延る“害悪カメコ”を取り上げる 被害に遭った中国人レイヤー「日本でこんな被害に遭うとは」

2019.08.15

 8月14日放送の『ZIP!』(日本テレビ系)が、コミックマーケット96で発生した撮影トラブルについて取り上げた。

 今回、『ZIP!』に恐怖体験を語ったのは、中国人コスプレイヤーのALL(オウ)さん(18)。コスプレイヤーとしてコミケに参加した彼女は、大量のカメコに四方を囲まれ、超至近距離でカメラを向けられるという被害に遭っていた。さらに、ローアングルでスカートの中を撮ろうとした“ローアングラー”の姿も確認されており、その悪質ぶりが放送前からTwitterを中心に話題を集めていた。

 その当時について、中国語とまだ不慣れな日本語交じりで語ったALLさん。なんでも、カメコに突然囲まれ、強引に撮影がスタートしたという。「突然カメラマンが近寄ってきたから、『ちょっと近い』って言っても、誰も聞いてない。そういう感じ。『近い、離れてください』って言った」と当時を振り返っていた。

 さらに、ローアングラーについても「誰かが『スカートを隠して』と教えてくれたので、その場で座りました。座ると逆にもっと近づいてきて、何を言えばいいのか分からなくて、ずっと『近い、離れてください』と叫んだけど、でも誰も聞いてくれませんでした」とその被害を語っていた。

 異常を感じた周囲の人がスタッフを呼んだことで、ようやくカメコから解放されたというALLさん。『ZIP!』のカメラに対し、「日本でこんな被害に遭うとは思わなかった」「これは犯罪だということを意識してほしい」と念を押していた。

 日本のアニメの影響を受けて、3年ほど前からコスプレイヤーとして活動をはじめたALLさんは、今回が初のコミケ参加だった。異国の地で害悪カメコやローアングラーに囲まれるのは、かなりの恐怖体験だったに違いない。

 コミケでは、以前からルールを守らないカメコやローアングラーが問題視されている。日本人レイヤーはもちろんのこと、ALLさんのように意思疎通が難しい海外レイヤーに対してセクハラを働くのは、あってはならないことだ。

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