映画『プロメア』興行収入10億円突破の快挙! “パクリ疑惑”のネガティブイメージも払拭成功か!?

 現在大ヒット上映中のアニメ映画『プロメア』が、興行収入10億円の大台を突破した。

 5月24日に公開された本作は、人気アニメ『天元突破グレンラガン』(テレビ東京系)シリーズや、『キルラキル』(TBS、TOKYO MXほか)の今石洋之監督と、脚本の中島かずきが再びタッグを組んだ、完全オリジナル劇場アニメ。

 高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の新人隊員・ガロ(松山ケンイチ)と突然変異によって炎を操る人種・バーニッシュの攻撃的な集団「マッドバーニッシュ」のリーダー・リオ(早乙女太一)の戦いを描いた物語だ。

 ぴあの初日満足度ランキングでは1位を獲得するなど、アニメファンからの評価は高かったものの、原作・原案を持たず、テレビシリーズ発でもない、完全オリジナルアニメということで知名度が弱く一般層にはなかなか響かなかったのか、公開初週の週末興収は9,800万円(興行通信社調べ)と振るわず、「爆死」との声もチラホラ聞かれていた。

 しかし、ストーリーの明快さと疾走感、個性的なキャラクターたち、バトルシーンの熱さ、ポップで鮮やかな色彩と現代的な音楽はアニメファンの心を鷲掴みにし、映画の前日譚となる完全新作アニメのシリアルコードが付いた入場特典の配布が終了しても客足は伸び続け、“応炎”(応援)上映などのイベントを経て、熱狂的なリピーターが増加。映画のパンフレットは売り切れが続出し、期間限定で受注生産を受け付ける人気ぶりだ。公開から2カ月半経った現在も、続々と上映劇場が追加されるなど、異例のロングランヒットを飛ばしている。

 ちなみに今石監督は、スタジオジブリの宮崎駿や高畑勲、『スチームボーイ』(2004)の大友克洋、『サマーウォーズ』(09)や『バケモノの子』(15)の細田守、『心が叫びたがってるんだ。』(15)の長井龍雪、『君の名は。』(16)や『天気の子』(19)の新海誠に次いで7人目の、“完全オリジナルアニメ映画で興行収入10億円を突破した日本人監督”ということになる。

『プロメア』といえば、同じ“消防隊”をテーマに描き、現在TVアニメも放送中の『炎炎ノ消防隊』作者・大久保篤が「週刊少年マガジン」(講談社)の巻末コメントで<連載前の内容を知り合いにでも話すのはやめておこう。どこで盗られるかわかったもんじゃない。>とコメントを寄せたことから、一部ファンの間ではパクリ疑惑もささやかれていた(参照記事)。真偽のほどはわからないが、10億突破の快挙により、ネガティブイメージは払拭されたといってもいいかもしれない。

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