夏の日、また僕たちはここに帰ってきた！――『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』参戦レポート

■2日目（8月3日）

　昨日の疲れもあり、この日はゆっくりと昼頃に会場に入る。知り合いのオタクなどと話していると、急きょ朝イチで出演となった「NGT48」についての話題が多く聞かれた。彼女たちのファンであるかどうかによっても賛否は分かれるが、突然での出演発表であったことや、まだ昨年の事件の余波が残っていることもあり、苦言を呈する人も多かったようだ。

　この日最初に見たのは、SMILE GARDENに登場した、6人組ユニット「マジカル・パンチライン」。代表曲をメドレーで披露するなど、熱いステージが観客にも伝わり、彼女たちの勢いが感じられた。

　続いて物販エリアへ向かう。この日のお目当ては、ワゴン販売しているタピオカドリンクの「amitapi」だ。実はこれ、昨年解散したグループ、「ベボガ!」のセンター・水沢心愛が沖縄に開いたお店なのだ。もちろん本人も店頭に出ているため、少しお話させてもらう。客の入りはまずまずで、出演アイドルには無料で提供しようと思っていたそうだが、実は販売エリアにアイドルは立ち入ることができなかったとのこと。元気そうな姿が見られたのが嬉しかったし、シークァーサータピオカも美味しかった。

　昨日のスケジュールで、野外にばかりいると危険だと感じたため、今日はメインとなる、Zepp DiverCityの「HOT STAGE」へと向かう。お目当ては、テレビ朝日で番組も持っている、ラストアイドルファミリーだ。結成して2年あまり、総勢50人近くの女の子が、ユニットに分かれて曲を披露する。注目度は高く、会場も満員だった。1時間あまりのステージをじっくりと堪能することができた。

　その後、特典会エリアで、今日お披露目となった新グループ「リルネード」のメンバーとチェキを撮る。こちらのユニットは、昨年、「虹のコンキスタドール」卒業した、奥村野乃花がプロデュースしている。列に並んでいると、奥村自らが、特典券の回収をしたり、客をうちわであおいだりとお世話をしてくれる。こういう形でのTIFに戻ってくることもあるんだなと嬉しく思う。

　また暑くなってきたので、屋内の会場にと思い、今度は、フジテレビ湾岸スタジオの中に作られた「DOLL FACTORY」へと入る。ここで行われるのは、もはやTIFの名物企画となった「アイドルアームレスリング大会」だ。今年は、電撃ネットワークのギュウゾウが主催する「ギュウ農フェス」選抜と、TIFチームとの対抗戦となる。それぞれ5人が出て戦ったが、結果は5対0でTIFチームの圧勝であった。

　続いて行われたTIFチーム内の個人戦では、昨日DDTプロレスでも活躍していた、ハコイリムスメの我妻桃実が優勝。昨年に続き2連覇を達成した。

　熱い戦いを見終えて外に出ると、SMILE GARDENでは、「IDOL SUMMER JAMBOREE ACOUSTIC」というコラボが行われている。「大阪☆春夏秋冬」のMAINA、「predia」の湊あかね、「放課後プリンセス」の舞花といった実力派アイドルが、HYの「366日」やZONEの「secret base〜君がくれたもの〜」などをカバー。実に心地よい空間であった。

　気持ちのよいところで、この日は撤収。最終日に備えることとした。