『だから私は推しました』オタクをカミングアウトはハードル高い?やっぱり一般的な理解は得られないのか?

 地下アイドルと出会い、オタク沼にハマったOLを待ち受ける意外な運命とは―。自ら愛したものに突き進むヒロインの転落と成長を、“地下”のディープな世界の中で描くドラマ『だから私は推しました』。第3話がオンエアされた。

 瓜田撃退作戦を経て、愛とハナの距離が縮まった。オタ活に精を出し、仕事にもメリハリが生まれて愛の毎日は充実感を増すが、オタクであることは周囲に隠し続けている。小豆沢からは「所詮みんなが良いって言うものしか、良いって言えない奴だ」と鋭い指摘を受けるが、自分がドルオタだと認めることに抵抗感のある愛。そんなある日、愛はライブ会場の近くで会社の同僚と出くわしてしまう。

 地下ドルオタドラマなのにうっすら謎があるからか、何かと探りながら見てしまうこのドラマ。瓜田撃退からぐっと距離が近くなったハナと愛。showroomのような媒体で、ハナが動画を配信すればたったひとりの観客としてハナを見続け、チェキ券を20枚近く(2万円程度)購入して作戦会議を行ったりと、ハナのブレイクに協力的。愛の献身的なアドバイスや応援にハナも感謝しており、その気持ちを表そうと手作りの推しTを手渡す。

 しかしどんなにハナのオタだといっても、まだ愛は「周りからの目」を意識するきらいがある。そのためハナの手作りTシャツを着ることに大きな抵抗があった。敏感にそれを察知するハナは、無理をしなくてもいい、むしろ渡した自分を責めるような態度を取ってしまう。

 本来オタクじゃなかった人間がオタクとなってしまったとき、周りへのカミングアウトは大きなハードルだ。特にキラキラ系女子を自認していた愛のような女性が、突然地下アイドルのオタクになったとしたら、周りから何か言われてしまうのではと不安だろう。もともと周りからの目を気にしすぎな愛は、友人たちから蔑まされる姿を想像すると、身がすくむ思いをするのだった。しかしオタク仲間のひとりが勇気を出して、友達を誘ってライブに行ってみようかと思ってると話してくれたことで、少しだけ愛の気持ちにも変化が出てくるのだった。

 かくして、突然ショッピングモールで行われることになったライブに赴いた愛。その場で買い物に来ていた友人に遭遇してしまう。ひとりならもしかして……と思い、彼女をライブに誘おうかと思ったら、もうひとりの友達もきてしまう。相手がふたりとなるとカミングアウトにも勇気がいり、中々話し出せずダラダラとランチをすることに。

 しかし友人たちふたりが、アイドルのライブに来ているオタクの姿を揶揄し始めたところから雲行きが怪しくなっていく。彼らを気持ち悪いと罵ったり、したり顔で地下アイドルオタクのことを語ったりと、どんどん愛の気持ちを逆なでしていく。

 とうとう気持ちが噴火し、自分がアイドルオタクであることをカミングアウト。もちろん友たちはそんな愛を非難するような目で見るが、もう愛はいままでもようにその目を怖がったりせず堂々と受け止め、ふたりに別れを告げ、ハナの作ってくれたTシャツを身にまといオタ活に精を出すのであった。

 とても充実したオタ活なのに、なぜ愛はハナを押したのか。一体何がそうさせたのか。目撃者からの証言が取れたというが、一体事件とは何があったのだろうか。ハナは無事なのか。愛が時間を気にする理由とは。謎が明かされていくのを楽しみに続きを待ちたい。
(文=三澤凛)

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