女優・田中みな実が覚醒する!――ドラマ『ルパンの娘』第5話

YouTubeチャンネル「フジテレビ番組動画」より

 TBS日曜21時枠の、池井戸潤原作ドラマシリーズ。重厚な画作りと音楽、過剰ともいえる演出が人気の元だと思うが、もうひとつ、キャスティングのうまさも見逃せない。特に元アナウンサーが、重要な役どころで出てくるのが特徴的である。

 現在放送中の『ノーサイド・ゲーム』では、元読売テレビの川田裕美が、ラグビー部監督の妻の役で出演しているし、『ルーズヴェルト・ゲーム』では、元フジテレビの平井理央が社長秘書を演じていた。男性アナでも、『下町ロケット』で、元日本テレビの福澤朗、元テレビ朝日の古舘伊知郎がクセの強い役を演じていたのは記憶に新しい。

 アナウンサーが役を演じることの面白さ、それにはいくつかの要因があると思う。まずは、見る側の意識の問題だ。いつもは、ニュースを読んだり、司会をしたりというイメージで見ていた人が、全く違う役を“演じている”という意外性、そこに興味を惹かれるのだろう。

 もうひとつは、演者側のスキルにある。言うまでもなく、アナウンサーというのは、喋りのプロである。滑舌良くはっきりとしゃべるのはもちろんのこと、多少過剰なぐらいに感情を込めて言葉を発する訓練は十分に受けているのである。それが、演じている役柄とうまくハマると、見るものに強い印象を残すという仕組みだ。

 ドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)第5話。今回は、女泥棒・双葉美羽役で登場した、元TBSアナ・田中みな実が、「独壇場」と言ってもいいほどの存在感を放っていた。

 

■セクシー女泥棒の登場

 国際ロマンス詐欺の事件現場で顔を合わせた、華(深田恭子)と和馬(瀬戸康史)。華はすぐにその場を離れ、また、いつもの泥棒衣装にマスクという出で立ちであったため、和馬も華であるとの確証は持てずにいた。

 翌日、和馬は華に黙ってお見合いしたことを詫び、そして、昨日、和馬がLの一族と会っていた頃、華は何をしていたのかと尋ねる。華のアリバイ工作にぬかりはなかった。その時間に撮影したという動画を和馬に見せ、無事、Lの一族ではないと信じてもらえたのだ。

 その頃、和馬の先輩刑事・巻(加藤諒)は、バーで一人、酒を飲んでいた。そこに現れたのが、“ドロンジョさま”と呼ばれる女泥棒・双葉美羽(田中みな実)だった。彼女は色仕掛けで巻を誘う。

 この田中みな実が実にいい。局アナ時代から「ぶりっこ」「あざとい」と言われていたキャラを、存分に発揮している。つまり、以前から視聴者が抱いている「計算でやってるんじゃないの?」という疑念を、役柄で演じて見せたのだ。ここのギミックが面白い。

 結局、ホテルまでついて行った巻は、シャワーを浴びている間に警察手帳を奪われてしまう。

 一方、華と和馬は、お互いの両親の結婚記念日が同じだったことから、合同でお祝いをすることになり、家族で和馬の家に集まっていた。そこで、華はスマートフォンを忘れていってしまう。華の家まで届けに行った和馬だったが、家に人気がないことで疑念を抱く。

 そこで和馬が行ったのは、例のアリバイとなっていた動画の解析だった。その結果、撮影日時が偽装されたものだということがわかる。高まっていく和馬の疑念。思えば、今までも自分がピンチになったときには、いつもLの一族の影があった。

 ちょうどその頃、巻の元に美羽から連絡が入る。警察手帳を返すかわりに、Lの一族の情報をよこせというのだ。話を聞いた和馬は、巻の代理で自分が行くと申し出る。そう、自分が行けば、必ずLの一族が出てくるに違いないと考えたのだ。

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