オタクの「早口、唾飛ばし、顔真っ赤」はこうすれば劇的解決! 演技指導者に聞く!

■ラスボスは過剰な自意識だ!「おびえていただけなんだよね、でももう大丈夫」

――前編で、オタクの話し方は「話しながら相手の様子をうかがう」という双方向ではなく「ひたすらしゃべるだけ」の一方通行になりがちと伺いましたが、こちらはどう解消していけばいいでしょうか?

伊藤 話題が難しくなればなるほど「考えながらしゃべる」になるため、相手の様子を伺う余裕がなくなり、どんどん双方向から一方通行になっていってしまうんです。

 なので、たとえ簡単な話であっても「気の利いたこと言いたい」「すごいと思われたい」「馬鹿にされたくない」などに気を取られ考えだすと、関心が自分の頭の中にとどまり双方向感が薄れてしまいます。

――そうなると「自意識過剰」が双方向コミュニケーションを実現するにおいて大きな弊害になりそうですね。自意識過剰に苦しむオタクは多いと思うのですが、オタクはなぜそうなりがちなんでしょうか。

伊藤 それこそ中二病的な、「私を見て!」系の自意識過剰にふれている人もいますが、多くのオタクの人たちの自意識過剰さは、「私を見て!」ではなく、むしろ自信のなさから来ているのかな、とは思います。

 自分の生徒たちでオタクを自称している人たちを見ても、人を怖がっている傾向はあります。失礼なことを言ってはいけないという警戒心が強い。そうなるともうバリアを貼った方が楽、となってしまっているのかなと。

 なので、「そんなに人は怖くないよ」と伝えたいですね。

(文/石徹白未亜 [https://itoshiromia.com/])

伊藤丈恭著『人前で変に緊張しなくなるすごい方法』(アスコム)

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