『Dr.STONE』千空と司の戦いに驚愕の結末!そのとき大樹は……?

2019.08.03

 週刊少年ジャンプにて大好評連載中の漫画『Dr.STONE』、待望のアニメ化! 第5話がオンエアされた。

第5話STONE WORLD THE BEGINNING
 箱根の森で、遠くに狼煙を発見した千空たち。しかし、狼煙の相手と出会う前に、追いかけて来た司に見つかってしまう。杠を人質に取られた千空は、司に復活液のレシピを教えるが、「命を助ける代わりに科学を捨てろ」という取引だけは受け入れる事が出来ずに殺される。怒りと悲しみを隠せない大樹と杠だが、「共に闘う」という千空との約束を胸に、司へと挑む!

 ジャンプアニメの面白さってすごい。毎週めっちゃ楽しみに観てしまう『Dr.STONE』。今回の展開も熱かった。

 ストーンワールドになる前に出会っていたら、初めての友達になっていたかもしれないな、と言いながら司は千空に攻撃を与える。

 先週観た、千空の子供時代から大樹たちに出会う映像の中に司が一緒にいるバージョンの回想シーンが、切な過ぎて泣ける。文明を発展させたくないっていう思いだけで、友達になれるかもしれない人を殺すってなんなんだ。共存の道はないのか。

 大樹が駆けつけたときは、司の攻撃が千空に当たった後だった。間に合わなかったのだ。大樹は千空の親友で、この世界で目を覚ました後も、千空がいるから何も心配せずにいられた。そんな彼がめちゃくちゃ泣いて怒って、だけど杠がいるから冷静でもいなくてはならなくて……。このときの大樹がとっても良すぎて、ここでもまた泣きそうになってしまう。

 大樹は筋肉バカなだけじゃなく、動物的勘も多少あれど、ちゃんと自分で考えて行動できるところが良い。千空が残したヒントを読み取って、自分が取るべき行動をとって司から逃げ出すことに成功する。そのヒントからさらに千空を生き返らせることはできるのか。ここまで先読みした千空もすごい。

 後半は千空がひとりだけ先に、ストーンワールドで目覚めたときのエピソードに飛んだ。 ひとりで目が覚めたあとは、もっともっと何の文明もなかった。火を起こす動物もおらず、服を身に着ける動物もおらず、定住する場所のある動物もいなかった。

 千空も最初はただの変種の猿だと思われていたようだったが、ひとつひとつ何度も試し、創意工夫をこらし衣食住を少しずつ整え「人間」と自認できるまでに文明を進めることに成功した。

 たったひとりでも希望を失わずに、地道にクリアしていく千空の姿がかっこいい。まだまだ大樹もいなくて頼れるものが全くない地だというのに、すごすぎる。この回想を見たら、間違いなく千空は大丈夫だって思える。

 ま、主人公が5話で死ぬはずがない。
(文=三澤凛)

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