『天気の子』新海誠がゲームのOPを制作!? 意外なクリエイターが参加していた作品3選

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『天気の子』公式サイトより

 7月19日に新海誠の新作映画『天気の子』が公開され、8月11日までに興行収入を78億円を突破。前作『君の名は。』(2016)に続いてメガヒットを飛ばしている。

 すっかり一般層の支持を獲得した新海監督だが、古参ファンの間ではゲームの制作に関わっていたことで有名。例えば、日本ファルコムの傑作タイトル『英雄伝説V 海の檻歌』では、OPムービーの制作に参加していた。以前日本ファルコムが30周年を迎えた時も、Twitterで「ファルコムでは末席を汚しておりましたが、忘れ難い思い出がたくさんあります。特にイース2エターナル、1&2コンプリート、英雄伝説5のOPに参加させていただけたことは幸せでした」とコメント。アニメーション映画監督として大活躍しているが、ゲーム制作への思い入れも深いようだ。

 今回はそんな『英雄伝説V 海の檻歌』のように、意外なクリエイターが参加していた作品を紹介していこう。

 

●『ジャングルの王者ターちゃん』

 まずは徳弘正也の人気漫画『ジャングルの王者ターちゃん』(集英社)。チンパンジーに育てられた野生児・ターちゃんを描くギャグ漫画で、26年前にTVアニメ化もされている。そんな同作は、『ONE PIECE』(集英社)の尾田栄一郎がアシスタントを務めていたことで有名。そもそも徳弘は尾田が“師匠”と崇める人物で、『ONE PIECE』にもアシスタント時代の影響が色濃く出ているそうだ。

 尾田が描いたシーンで特に広く知られているのは、数多くの人物を1つのコマに収めた場面。“アシスタントに投げない主義”で有名な徳弘が仕事を振ったのだが、尾田が描いた人物たちはみな同じ顔になってしまったのだという。この経験から尾田は、“シルエット”の描き分けを意識するように。『ONE PIECE』に“バーソロミュー・くま”など独特なシルエットのキャラクターが多数登場するのも、『ジャングルの王者ターちゃん』の影響があるのかもしれない。

 

 ●『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』

 お次は2002年から2003年にかけて放送されていたTVアニメ『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』(テレビ朝日系)。同作には細田守が演出を務めたエピソードがいくつかあり、どれも傑作としてファンの間で語り継がれている。例えば、第49話の「ずっとずっと、フレンズ」は、卒業を目前にして進路を悩む“はづき”にスポットを当てた物語。彼女は私立の「カレン女学院」に合格していたのだが、友人であるどれみと一緒に公立の「美空中学校」に通うべきか葛藤してしまう。

 同エピソードで細田監督はそんな彼女の複雑な心境を緻密に描写。また同じ構図のカットをあえて繰り返し使うなど、後の映画などでも見られる“細田監督らしさ”を随所に見ることができる。そのためアニメファンの間では、「大人になった今でも泣けるエピソード」「子ども向けアニメなのに演出が卓越してる」といった声が。ちなみに細田監督は、第40話の「どれみと魔女をやめた魔女」でも演出を務めていた。

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