『彼方のアストラ』ついにやってきたパラダイス惑星! だが、その裏では一行の家族たちが……

2019.08.01

『彼方のアストラ』公式HPより

マンガ大賞2019大賞受賞作品、待望のアニメ化!期待のサバイバルSF『彼方のアストラ』第5話が放送された。

#05 「PARADISE」
B5班を救い、メンバーと打ち解けたユンファ。旅の楽しさを分かち合いながら、アストラ号は次なる惑星を目指そうとしていた。一方、ケアード高校にはカナタたちの親が集められ、行方不明の子どもたちを死亡扱いとする失踪宣告の手続きが始まろうとしていた!

 前回降り立った惑星では困難を極めたB5班の一行。しかし自分たちを殺そうとしていたポールツリーが食べられるとわかり、食料確保に成功。無事に次の惑星へと進むことができた。

 その間に班内で起こった大事件と言えば、ユンファが髪をばっさりと切ったこと!! いままでは前髪で顔を隠していたが、前も後ろもルカにばっさりと切ってもらい、これでかわいらしいお顔がいつも見られるようになった。グッジョブ! ルカ!! 普段無表情なザックも頬を赤らめていたりしていたのが印象的。男子は結局美少女に弱い。

 大変なことも多いけれど、どんどんメンバー同士の絆が深まっていく感じがする。そんな中、彼らの肉親たちは最初の惑星の『海』で、メンバーが行方不明になったと考えて近郊を捜索。だがいくら探しても荷物や遺体などが見つからないため、失踪宣告を行うことを協議していた。

 アリエスの母親だけは生きていることを信じ、ここまで姿カタチを完全に消すということは捜査自体が間違っているのでは、と新たな可能性を提示する。そして彼らは宇宙にいるのではないか、と核心を突いたものの、突飛すぎたのか一笑にふされてしまう。お母さん、大正解なのに……!

 B5班の面々はそれぞれ個性が強いと思っていたが、親たちも肩書を持っている分さらに色々な人が集まっている。ルカの父親は政治家で現地にはこられなかったが、パパラッチに質問を投げつけられて「身が引き裂かれる思い」という答えは、果たして本心なのだろうか? ウルガーの親も全く同じセリフを言っていたことが気にかかる。

 母国でそんなことが起こっているとは思いもよらないB5班は、新しい惑星アリスペードを思う存分堪能していた。

 海ばかりの惑星でやっと見つけた陸地はまるで南国リゾート。女性陣は水着でくつろぎ、男性陣は狩りに精を出す。食物が豊富でさらに全部美味しいという夢のような惑星だ。

今までどの惑星に降り立っても、二言目には「帰りたい」と口にしていたキトリーまでもが「ここにずっといたい」と思ってしまうような恵まれた環境。今までの苛酷さとの落差が大きすぎて若干の戸惑いはありつつも、疲れた体と心を休めるには適した土地のようだった。

 美味しいごはんと素敵な環境でメンバー間の会話も弾み、女子たちは恋バナで盛り上がる。キトリーが主にはしゃいでいたのだが、アリエスはカナタを、キトリーはザックが……という今まで誰もが気付いていたことではあるものの、それを確認し合うという修学旅行のような会話が繰り広げられた。

 和気あいあいとした船内。5000光年の旅路を送る生活という苛酷さは変わらないものの、このメンバーでならやっていけるとみんなが核心したその矢先、ウルガーが思いもよらない行動に出る。ウルガーは、以前からみんなの不安の種だった刺客だったのか!?

 直前のシーンでルカの父親の名前を聞いたあたりから不安定な態度だったことから個人的な恨みなのかも…‥。いったい、ウルガーの行動の真意とは?

(文=三澤凛)

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング

PICK UP ギャラリー