【京アニ爆発火災】山本寛がブログで持論を展開「僕の予言は、こんな最悪の形で、的中したのだ。」

2019.07.29

 ヤマカンこと山本寛監督が、自身の公式ブログにて京都アニメーションで起こった放火爆発事件について、持論を展開した。

 ブログによると、山本監督はすでにこの事件が発生することを2016年に予言していたという。そして、2007年に匿名掲示板の「狂気」と結託し、京都アニメーションが彼自身をアニメ制作の最前線から引きずり降ろしたと主張した。

 しかし、山本監督がブログで主張したいことは、引きずり降ろされた事実ではなく、京都アニメーションが「狂気」と結託してしまった、という事実らしい。

 山本監督自身も一時はその「狂気」と結託していた時期があったそうだ。しかし、すぐにその結託が誤りだと気づき、対峙関係となった一方で、京都アニメーションは「狂気」を歓迎し続けたとのこと。

 ここで山本監督と京都アニメーションの道は別れたものの、「僕たちがアニメの歴史を歪めてしまったのは、疑いようがない。」(原文ママ)と述べている。そして、以下のように続く。

「オタクがアニメを壊す」、そう僕は言い続けてきた。
ご丁寧に、事件の約2週間前に「カタストロフ」の予言までしていた。
僕の予言は、こんな最悪の形で、的中したのだ。
(原文ママ)

 まだ事件の悲しみが少しも癒えず、全貌がはっきりとせず、犠牲者も増えていくなか、かなり過激な主張だ。しかし、山本監督自身も批判を覚悟の上でブログに書いたそうだ。

 山本監督は先月、同ブログにてアニメ監督の廃業宣言をしている。それは、業界に対して、ファンに対して、さらに言えばアニメに対して複雑な思いを散々してきた結果なのだろう。

 今回の持論についても、その延長線にあると考えられる。

「あなたは今までアニメを壊したことはなかったと、自信を持って言えますか?」

 そう最後に読者に問いかけているが、今回ブログに掲載された内容が本当かどうかは持論の真意も含め、京都アニメーションの作品を愛した我々に、いまはまだそんなことを考える余裕は正直ない。

 一日も早く事件が解明され、まだまだこれから先も、残された遺族の方々と京都アニメーションそのものへの支援が行き届くよう、ファンと業界が一丸となることが必要だ。

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