NHKが京アニ放火殺人事件にまつわる「陰謀論」を否定 犯人とディレクターの関係は「一切ない」

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京都アニメーション公式サイトより

 24日、NHKは放送総局長定例会見を行い、京都アニメーションの放火殺人事件に関するネットの噂を否定した。

 木田幸紀放送総局長の報告によれば、事件発生当日、NHKは午前11時から京アニの第1スタジオで取材を予定していたという。京アニと共同で制作しているアニメ番組『アニ×パラ』に関する取材だったという。NHKは犯人が警察に確保された様子を独自で報じたが、これは取材の関係で火災発生直後にNHK取材陣が現場に到着していたからだと思われる。

 また事件後、取材のため正面玄関の鍵はかけていなかったと、京アニ・八田英明社長は説明していたが、結果的にそこから犯人が建物に侵入し、あの大惨事が起こってしまった。取材のために主力スタッフが集まっていたという不運も重なり、ネット上ではやり場のない怒りをNHKにぶつける者も少なくなかった。

 その中で、NHKは「取材のため」でははく「通勤などで出入りが多かったから」と報じ、事実を捏造したとして炎上。その後も現場に居合わせたNHKのディレクターが以前に犯人と接触していたという噂が浮上し、さらには警察より早く現場近くの公園で携行缶や着火剤の空き箱を発見したことを報じたことで「陰謀論」が加速。ディレクターの実名と共に「NHKと京アニの犯人はグルだった」などというデマがネットで飛び交うこととなった。

 これらを受け、木田放送総局長は会見で「取材班のディレクターについてネット上で、以前から容疑者との面識があったかのような書き込みがある」と触れた上で、「そうした事実はもちろん、一切ござません」と否定した。

 事件当日にNHKの取材がなければ、と考えた人は、少なくはないだろう。だがそれは悲しいが、結果論である。適切な捜査が行われるのを待つしかない。

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