京都アニメーションで起こった放火殺人事件から1週間。京都府警は25日、亡くなった34名の身元が判明したことを明らかにした。被害者や家族のケアを行うため専門の研修を受けた警察官ら約100人による「被害者支援班」の支援のもと、順次遺族への引き渡しを始めているようだ。なお、殺人や現住建造物等放火の疑いで逮捕状が出ている青葉真司容疑者は重篤な状態が続いており、回復を待って逮捕し捜査するという。
21日、京アニは公式サイトにて声明文を発表し、無念の思いを綴るとともに関係各所への取材は控えるよう訴えていたが、被害者家族を取材するマスコミは後を絶たず、ネット上でも「少しは配慮しろ」「デリカシーがなさすぎる」と疑問を呈する声が上がっていた(参照記事1)(参照記事2)。
この事態を重く見たのか、24日夜、京アニは声明文の内容を改訂。
7月18日に発生した事件について(初出7月21日、改訂7月24日)https://t.co/P76mTHc2cx pic.twitter.com/XGB2snIwlN
— 京都アニメーション (@kyoani) 2019年7月24日
「弊社は警察及び報道に対し、本件に関する実名報道をお控えいただくよう、書面で申入れをしております。遭難した弊社社員の氏名等につきましては、ご家族・ご親族、ご遺族のご意向を最優先とさせていただきつつ、少なくともお弔いが終えられるまでの間は、弊社より公表する予定はございません」
と、被害者や遺族の心情が最優先であることを改めて呼びかけている。
25日時時点では、身元の公表には至っていないが、府警は遺族や京アニ側と協議しながら身元について近く公表する方針だという。心ない報道で被害者や遺族、関係者がこれ以上傷つけられるようなことがないことを願いたい。
【京アニ爆発火災】犠牲者34名の身元判明 京アニは被害者の実名報道の自粛を呼びかけのページです。おたぽるは、アニメ、話題・騒動、京アニ、京都アニメーションの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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