「実質『ルパパト』」「実質『仮面ライダー』大戦」深田恭子主演『ルパンの娘』は、特撮オタが見ても楽しい要素満載!

2019.07.13

フジテレビ系『ルパンの娘』公式サイトより

 11日にスタートした深田恭子主演ドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)。初回平均視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、少々もの足りない数字ではあるものの、コメディ色満載の振り切ったB級感や、個性豊かなキャラクターたちが視聴者にウケ、思いのほか、視聴者からは好感触のようだ。ネット上の反応を見ると、中でも、特に特撮ファンからの支持が熱いもよう。実際の視聴者の声とともに、その理由について分析してみたい。

 

■設定がまるで『ルパパト』

 作家・横関大氏の同題小説をドラマ化した本作。泥棒一家に生まれた主人公・三雲華(深田)と代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の決して許されない恋愛を描いた物語というだけに、前評判では、昼間は喫茶店を切り盛りする3姉妹が、次女の恋人である警察官に追われながらも、闇夜に紛れてターゲットの美術品を奪うという『キャッツ♥アイ』(集英社)との既視感を指摘されていた。

 しかし、放送後は、昨年2月から約1年間にわたって放送されたスーパー戦隊『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系、以下『ルパパト』)との類似性を指摘する声もネット上では多く見受けられる。

『ルパパト』も『キャッツ♥アイ』と同じく“怪盗VS警察”という構図でストーリーが展開し、衣装の色使いも似ていることから、『キャッツ♥アイ』に馴染みのない若い世代を中心に「なんかルパパト思い出してしまった」「実質ルパパト二期」との声が上がっているようだ。

 

■『仮面ライダー』たちが夢の共演!

 また、出演者も、特撮ファンにはなじみのある顔ぶれが。

 まずは、深キョンのお相手役である和馬役を務める瀬戸康史。08~09年に『仮面ライダーキバ』(テレビ朝日系)で主演を務めた彼は、前クールの『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)で、ドラマ終盤のキーパーソンとなる、主人公に思いを寄せる奥手なメガネ男子を熱演していたことが記憶に新しい。今作ではガラッと雰囲気を変え、白目を連発したりとコメディドラマらしい振り切った演技をみせている。

 さらに、そんな和馬の祖父役に、初代『仮面ライダー』の藤岡弘、、『ルパパト』と放送時期も被っていた『仮面ライダービルド』で悪役・エボルトを演じた前川泰之がこれまた悪役で出演したりと、ライダー俳優3人の共演には「昭和平成ライダーが……なんか感動」「実質ライダー大戦」とファンは大興奮のようだ。

 特撮オタからの期待値がぐんと上がった『ルパンの娘』。2話でも引き続き、特撮ネタに期待したいところだ。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング