『MOTHER』の生みの親・糸井重里が監修　元任天堂社長・岩田聡さんの言葉をまとめた本が話題

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　2015年に亡くなり、多くのゲーマーから悲しみの声が上がった元任天堂社長・岩田聡さん。ニンテンドーDSやWiiといった革新的なゲームハードをプロデュースしてきた人物だが、7月23日に彼の言葉を凝縮させた著書『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』（株式会社ほぼ日）が発売される。

　同書には「ほぼ日刊イトイ新聞」で掲載されたインタビューや、任天堂公式サイトの「社長が訊く」シリーズなどを抜粋して収録。「成功を体験した集団が変わることの難しさ」「面談でいちばん重要なこと」など、ゲーマーのみならずビジネスパーソンに役立ちそうなテーマも語られている。

　任天堂ファンの間で岩田さんといえば、歴史的な名作『MOTHER2 ギーグの逆襲』の逸話で有名。今でこそ世界中の人々にプレイされている同ゲームだが、開発当初は頓挫しかかっていたという。そこに現れたのが岩田さんで、“今のままだと2年かかるけど、イチからつくり直していいのならば半年で作れる”と断言。その言葉の通り、見事『MOTHER2 ギーグの逆襲』を世に送り出した。

　そんな同現場で岩田さんと出会ったのが、『MOTHER』シリーズの生みの親で株式会社ほぼ日の社長・糸井重里。彼の監修でリリースされる岩田さんの著書には、早くも「こんな素敵な本が出るなんて」「いわっちの“社長が訊く”めっちゃ好きだった」「プログラマーとしても経営者としても尊敬できる人。絶対買う」といった声が寄せられている。

　数々のゲームを残して人々を楽しませてきた岩田さんは、今でも多くのファンに愛されているようだ。