「ファン過ぎて、目を合わせられない」SIAM SHADE・栄喜、大ヒット猫マンガ『ホワッツマイケル』小林まことに熱烈ラブコール

 空前の猫ブームが続く昨今、あの大ヒット猫マンガをお忘れではないだろうか? そう、80年代に一世を風靡した、踊る猫・マイケルが主人公の『What’s Michael?(ホワッツマケイル)』だ。当時のグッズがオークションで高値で取引されるなど、じわりとファンの間で人気を呼んでいる。

 そうした中、マイケルの大ファンだという希代の猫好きロックシンガー・SIAM SHADEの栄喜のマイケル熱が高じて、栄喜プロデュースの『ホワッツマイケル』アパレルが、猫デザインを得意とするファッションブランド・backside of tokyo(バックサイドオブトーキョー)から発売。それを記念して、なんと作者の小林まこととのトークショーが実現した。小林まことといえば、『1・2の三四郎』『柔道部物語』など多くの人気マンガを世に送り出したマンガ界の大御所。現在は、オリンピック女子柔道の金メダリスト・恵本裕子を原作に招いた『JJM女子柔道部物語』を「イブニング」(講談社)で大好評連載中だ。

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ロックミュージシャンと漫画家という異色のトークショーだったが、実は音楽という共通点があったり!?

 まったくもって異色の組み合わせのトークショーは、6月29日、秋葉原・通運会館にて行われた。ちなみに、MCを担当したのは、「1/3の純情な感情」を公式カバーし、フジテレビ『バイキング』の初代テーマ曲やAKB48の映画『9つの窓』の劇中音楽の担当をはじめ、人気アイドルへの楽曲提供でも引っ張りだこのシンガー・SHUNだ。SHUNもまた、マイケル好きということであるが、これまたカオスである。

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栄喜がマイケルの好きな話を挙げた際には、「最高に笑えましたね」と頷く、同じくマイケル好きのSHUN。

 そんなトークショーは、栄喜のマイケル愛に溢れていた。「今日は、僕が楽しみで、楽屋で先生と話したら、フィーバーして。僕がどのくらいファンかを伝えてきました」とのっけから嬉しさを隠せない栄喜。それに対し、小林が「栄喜さんと今日会う事をFacebookに挙げたら、娘からメールが来て、『大ファンなのに何で教えてくれないんだ、ぜひ行きたい』と言われたのですが、『来るな』と言いました。恥ずかしいんでね」と応えると、「先生のお家に伺う切っ掛けができました。呼んで頂いたら、1時間以内ですぐに行きますから!」と熱を上げる。

 続いて、「実は、僕が10歳の時に連載していたマンガなんですよね。薄々、山瀬まみさんが主題歌を歌っていたなというのは分かっていたんですけど、マンガの内容は分かっていなかったです。で、実は、オークションなどで色々見るのが好きで、たまたまた『ホワッツマイケル』のグッズが、うちの飼い猫のチャチャに似ているな、いいなと思って買ったら、少し経って、もうちょっと色の濃いきれいなものが出て、こっちの方が色がいいなと買い直したりしていたら、今日は全部持ってこれませんでしたが、いっぱいグッズがあるんです」と栄喜が持参したグッズの山を観客に次々と見せ始めると、「私が知らないものが結構あります。それ、欲しいですね」と小林。「先生、ご存じないのですか!?」とSHUNが聞くと、「あの当時は、毎回チェックするのが大変で、お任せするから全部やって下さいとう状態だったので、今見せてもらったものは、半分ぐらい知らないです」と明かした。

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会場は満員御礼! 栄喜と小林の熱いマイケルトークに、会場からは笑いや「へー」と関心の声が上がった。

 すると栄喜は、「僕はグッズを知っているので、今回のプロデュースでは、今までグッズに使われていない絵を選びました。コアなファンは『栄喜、やるな!』と思うはず」とこだわりを伝えつつ、「ちょっと、先生にごまをすることも考えて、先生は格闘好きだから、マイケルもちょっと格闘している感じのものを選びました」とかわいらしい一面を見せる。そして、「実はちょっとこの日が来るのが怖かったんです。先生が怖かったらどうしようって。先生は柔道のマンガを描いているので、厳しい方なのかなと思っていましたが、会って話したら、すごく笑って下さったのでよかった」と胸の内を語ると、「控え室で、『先生のファン過ぎて、目を合わせられないです』仰っていましたよね」とSHUNが栄喜の様子を暴露した。

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