皆さんこんばんは。山野萌絵ことめりぴょんです。
今日は「特撮おじさん」について書いていきたいと思います。
「特撮おじさん」。それは名前の通りおじさんになっても特撮を愛する人のことです。ヒーローショーの現場でフィギュアを持っているおじさん、キャラクターのコスプレをしているおじさんなど、有象無象の地獄特撮おじさんを私は目にした経験があります。
というのも、私は2014年~2015年まで放映されていた特撮番組『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)のトッキュウ4号ヒカリ役・横浜流星さんのオタクで、ヒーローショーのために全国を駆けずり回っていたからです。
この前、「特撮おじさん」が「女の子がライダーや戦隊を見ていたら泣くまで馬鹿にすべき」とTwitter上で発言して大炎上していましたね。ちなみに私は特撮俳優がめちゃくちゃそのツイートに引用RTで言及していたので、歪んだファンサの形じゃんと思ったのですが、それはさておき、最近ではドラマ『トクサツガガガ』(NHK総合)でも取り上げられたりしているように「特撮好き女子」にも焦点が当てられる機会が多いように思います。
私は「特撮好き女子」というよりも「特撮俳優オタ」だったのですが……、「泣くまで馬鹿にすべき」と言われていた側の立場なので、現場で行われていた、特撮おじさんと俳優オタクの仁義なき戦いの思い出を振り返ってみたいと思います。
■「男の子向けのコンテンツに間借りさせてもらってる」のはどっち?
言うまでもありませんが、特撮番組は子供向けのコンテンツです。
例えヒーローショーで、俳優オタクのギャルが最前列を占拠していようと、その本質は子供向けであるということなので、必死にチケットを探して最前列に入ったとしても真横に子供がいるとレスを全部かっさらわれたりします。アーメン。それでも特撮オタクのギャルは優しいので子供のことを子供先輩と呼び、余ったグッズを流すなど日夜媚を売っているのです。
なのでおじさんが「男の子向けのコンテンツに間借りさせてもらってる」とか言ってても、あなたも決して男の子とは言い難いおじさんやろという心の叫びが出てきてしまうのですが、それは一旦置いておいて。
私はヒーローショーを1年間追いかけ、特撮に触れたあと、「もう二度と東映のコンテンツは追わない」と決めました。その理由がこの一文に凝縮されています。どんなにヒーローショーに多く入っていても、全国を追っかけていても、特撮オタクのおじさんの一部にはこのようにして“特撮とはお前らのものでは決してない”という超差別意識を持つ人がいて、そのような人と同じ環境にいるのがダルくなってしまったのです。
じゃあGロッソが埋まらない代のヒーローショーのチケット買って埋めてやれよ、あなたたちのものならな、という話なのです。
しかもこの炎上の空虚なところといえば、参加しているのが全員大人である点です。メインターゲットである子供が何ら参加していない議論をインターネットで延々やっているのです。虚無ですね。
閑話休題。
私が戦隊を追っかけ、全国でヒーローショーを200回くらい見ていたのも今となっては5年前くらいの話なので、比較的最近まで戦隊を追っかけていた友人・Aちゃんと今回の件について考えていました。
特撮おじさんはなぜインターネットではこのようにパンチのきいたことを言えるのに、私たちは現場で罵倒されたことなど一度もないのだろうか……? もしかして、それは陰キャの集まりだからでは⁉
では、現場にいる「ヤバイ特撮おじさん」とは一体何なのか……?
どっちにしろ大人の特撮オタクは地獄だと思う――特撮おじさんの“間借り発言”に、元特撮俳優オタが思うことのページです。おたぽるは、特撮、その他、列車戦隊トッキュウジャー、シアターGロッソ、めりぴょん/山野萌絵の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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