押井守が総監督を務める新作アニメの詳細が公開された。タイトルは『ぶらどらぶ』。物語は献血マニアの女子高生と吸血鬼少女のドタバタコメディで2020年春から夏頃の放映・配信が予定されている。
押井がシリーズものを手がけるのは『うる星やつら』シリーズ以来、実に30数年ぶりとだけあって、多くのアニメファンは、期待と不安を抱えている様子。でも、実のところ、アニメの内容なんて気にしているのは限られたファンだけである。
むしろ注目されているのは、押井作品による株価の動向である。今作のために設立された新会社「いちごアニメーション」。この会社は、東証一部上場企業・いちご株式会社のグループ企業である。
いちご株式会社は、不動産をメインに、近年は太陽光発電事業を積極的に行っているが、ここに来てコンテンツ業界へも積極的に進出する気配を見せている。この押井作品のほか、6月26日には『キャプテン翼』のスマートフォン向けリアルワールドゲーム『TSUBASA+』のプロジェクト支援を行うと発表。このゲームでは位置情報システムを活用し、『キャプテン翼』の世界観と現実世界をリンクさせ、世界中のユーザーがプレーでつながることができるという。まだティザーサイト、ティザームービーが公開されている段階だが、同社はJリーグのトップパートナーに参画していることもあり、関連事業の展開も予想されている。
現時点では、同社の株価には目立った動きはないが、リリース期の値上がりが予想されているのか、投資家の間では買いの予想が大勢を占めている。つまり、現在が底値で、押井作品の放映が始まったりすれば、大きく値上がりすることが期待でき、人気の銘柄になっているというわけである。
アニメやゲームの人気・不人気も、株式市場で重要な判断材料になる時代になっているのか。
(文=特別取材班)
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