『君の名は。』で“ポスト宮崎”と称された新海誠 最新作『天気の子』はその評価を超えられるか!? “ポスト宮崎”といわれたクリエーターたち

2019.06.30

『君の名は。』公式サイトより。
 2016年公開の『君の名は。』が興行収入250億円を超え、邦画歴代2位の記録的大ヒット作となり、“ポスト宮崎駿”と称された新海誠監督。
 
 本日の地上波放送によって、その評価が再び世間の注目を集めることは間違いないだろう。
 
 来月7月19日には、最新作『天気の子』の公開が控えているが、自らが打ち立てた高いハードルを越えることはできるだろうか。

 今回は、新海監督と同じように、“ポスト宮崎駿”と言われたクリエーターたちの紹介記事を再掲!

 

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 公開4週目の週末(9月17、18日)の興行成績は動員約80万人、興収約10億7,600万円。19日までの累計動員は約689万人、興収は約91億円と、興行収入100億円も視野に入れる大ヒットとなっている、新海誠の『君の名は。』。こんな大ヒット劇場アニメが登場すると、必ず浮かび上がってくるキャッチコピーがある。“ポスト宮崎駿”である。

「ポスト宮崎駿」で軽くググってみただけでも、『君の名は。』公開後、各映画サイトやスポーツ紙、夕刊紙、経済系ニュースサイトなどが立て続けに、“ポスト宮崎駿”という見出しのもと、アニメに疎い人向けに新海の作風や受賞歴、そして『君の名は。』の魅力を紹介するという記事を掲載・配信している。

 普段は大してアニメを取り上げないのに、とか、新海誠は新海誠である――と、一部の新海誠監督作およびアニメファンがそういった風潮、取り上げ方に怒っていたりもする。その気持ちもよくわかるのだが、何年に一度かの割合で100億の大台を突破できるようなヒット作、かつ海外の著名な映画祭で受賞できる作品をポコポコ生み出すようなクリエーターの誕生を、それだけ切実に各分野の多様な人々が待ち望んでいるのだろう。というわけで、過去“ポスト宮崎駿”と、大雑把に紹介されたクリエーターを紹介してみたい。

 まず、宮崎駿が長編の制作から引退を表明した2013年9月から約半年後の14年2月、「gooランキング」で「ポスト宮崎駿だと思うアニメ監督ランキング」というアンケートランキング企画が行われている。ちょっと古いがランキングを引用すると、1位:宮崎吾朗、2位:庵野秀明、3位:細田守、4位:押井守、5位:大友克洋(6位に新海誠も)。

『ゲド戦記』(06年)や『コクリコ坂から』(11年)、TVアニメ『山賊の娘ローニャ』を手掛け、宮崎駿の長男としても知られる宮崎吾郎。“血縁”ということ、また期待が大きすぎたこともあってか何かとジブリファンからは叩かれがちだが、『コクリコ坂』は11年度興行収入邦画第1位(約44億6,000万円)と健闘している。次回作は今のところ明言されていないようだが、果たしてどんな作品を見せてくれるのだろうか。SNSなどもやっていないようで、なかなか声が聞こえてこないが、その動向が気になるところ。

 なお、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが「日本アニメの後継者」と名言するのは、その宮崎吾朗ではなく、『エヴァンゲリオン』シリーズを手掛け、現在『シン・ゴジラ』が大ヒット中の庵野秀明。

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