マツコ・デラックスの発言は、なぜオタクの共感を呼ぶの? ガンダムファン、ハロプロファンからも支持

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「ナチュラルエイト」公式サイトより

 タレントのマツコ・デラックスが、20日深夜放送の街ブラ番組『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)にて、「ドムはセクシーなのよ。体がエロいのよ」「私たちは簡単にシャアじゃないの。ギレン・ザビにいくのよ」などと『ガンダム』好きの一面を見せ、視聴者から共感の声が上がっている(記事参照)。

 これまでにも、オタク関連の話題を口にするたびに「ファン心理をよく理解している」と、オタクの支持を集めてきたマツコ。今回は、ネット上を中心に話題を呼んだ過去の発言を振り返っていきたい。

 

■「オタクの人たちが一番お金を使ってくれる」
(2019年3月放送 日本テレビ系『月曜から夜ふかし』より)

 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の黒澤ルビィが好きで、メイド喫茶に通うことが趣味だという男性の街頭インタビューVTRを受けての発言。男性がさまざまなグッズを所持していたことから、「オタクの人達はコレクター意識があるからさ、全部お金かけて揃えてくれるわけよ」とその心理を分析した。また、共に番組MCを務める関ジャニ∞・村上信五に、「あんた達だってそうじゃないのよ、コンサートのグッズとかさ」と、アニメオタクだけではなくアイドルグループのファンにも同じことが言えると投げかけた。

■「もはや日本のメディアを支えてるのはオタク」
 「アニソンはもはや歌謡曲」
(17年7月放送 TBS系『マツコの知らない世界 2時間SP』より)

 アニソン評論家の冨田明宏氏を招き、知られざるアニソンの世界についてトークを繰り広げたマツコは、「2017年上半期カラオケランキング(20代)」の20位中12曲がアニソンで占められていることを冨田氏から聞いてこのようにコメント。「オタクの人がお金を使ってくれなかったら、メディアでお金が動きませんよ」とも述べ、以前に比べ、アニソンがより一般化し、その地位を確立したと持論を展開した。

■「嫌いになったわけじゃない。そんなに好きじゃなくなった」
(18年5月放送 テレビ東京系『マツコ監禁 100人の愚痴を聞く』より)

 オタクに理解のあるマツコだが、自身もモーニング娘。などが所属する「ハロー!プロジェクト」のファンであることを公言しており、各所で度々モー娘。の名前を挙げ、15年2~3月と8~9月に出演したラジオ番組『柳原可奈子のワンダフルナイト』(ニッポン放送)では、柳原と共に濃いハロヲタ談義を繰り広げ、ファンの間で大きな反響を呼んだ。

 しかし、その後はそういった機会も激減。100人の愚痴を聞くまで解放されないという主旨のこの番組で、モーニング娘。’18メンバーから、「マツコが推しを公言していた9期メンバー・鈴木香音の卒業以来、モー娘。愛が薄れている」とクレームが入り、素直な気持ちを語っている。

「ショックなことが続いて、今はお休み中」というマツコに、ファンからは「これは分かるなぁ」「はっきり言ってくれてよかったわ」などと好意的な声が。

 というのも、鈴木の卒業前には、鈴木と同じ9期メンバーで絶対的エース・鞘師里保が卒業、さらにはハロヲタが全幅の信頼を寄せるつんく♂が総合プロデューサーから退任するという、ファンにとってショッキングな出来事が続いていた。そのため、一見袋たたきに遭いかねないようなこの発言が、メンバーロス、そしてつんくロスに陥った人たちから共感を呼ぶことになったわけだ。

 自身もアイドルオタクであるからなのか、『マツコの知らない世界』である種“オタク”ともいえる各ジャンルのスペシャリストからプレゼンを受けているからなのか、マイノリティに寛容なマツコ。今後も切れ味鋭い的確なコメントで私たちオタクを沸かせてほしいところ。

 なお、27日深夜放送の『夜の巷を徘徊する』では、いよいよ『機動戦士ガンダム』の富野由悠季総監督との対談が放送される。今度はどんな名言が飛び出すだろうか――。

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