「吸収しないで～」シュールなCMで話題になったスマホゲー『九州三国志』がサービス終了

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　今年6月に株式会社ブシロードが、スマートフォン向けアプリ『九州三国志』の終了を発表。SNSなどでは、「あの変なCMのゲーム終わっちゃうのか……」といった声が上がっている。

　同ゲームの公式サイトによると、サービス終了日は今年の8月14日。6月13日には、「金錠」や「月額カード」といった有償アイテムの販売を終了させた。『九州三国志』は昨年11月29日にリリースされた戦略RPG。中国三国時代の戦乱を再現したオンラインゲームで、プレイヤーは魏・呉・蜀のいずれかに所属し“九州（天下を構成する9つの州、中国全域）”の統一を目指していく。コラボ展開にも力を入れていたゲームで、昨年12月には新日本プロレスとコラボ。JR東日本首都圏全線の中吊りにポスターが掲出された他、真壁刀義や棚橋弘至といった人気プロレスラーがゲーム内に登場している。

　そんな『九州三国志』が1年足らずで終了するわけだが、ネットの人々は意外と冷静。「まあユーザー少なそうだったし終わるとは思ってた」「リリースの時点で長くは続かないと予想してたけど、こんなに早く終わるとは」「『九州三国志』ごめんな。俺がプレイしないばっかりに……」との声が寄せられており、そこまで“話題のゲーム”ではなかったようだ。

　一方で「ゲームはやったことないけど、CMは印象に残ってる」という人は少なくない。同ゲームはCMに人気声優の尾崎由香と西本りみを起用していたのだが、肝心の内容があまりにもシュールだと話題に。たとえば「吸収してやる編」では、尾崎が突然「お前のその力！ 吸収してくれるわ！」と宣言。西本が「吸収しないで～」「吸収はやめて。吸収だけは～」と嫌がり、「九州地方じゃないけれど、『九州三国志』」というアナウンスが入って終了する。

“九州”と“吸収”をかけたゆるすぎるCMは意外と好評で、「『吸収しないで～』がめっちゃ耳に残る」「どんなゲームなのか全く伝わってこないけどなんか好き」とハマる人が続出。そのため今回のサービス終了にも、「ゲームはやったことないけどCMは印象に残ってたから何か寂しい」「『九州三国志』がとうとう“吸収”されちゃったのか……」「『吸収しないで～』を生み出しただけでも、『九州三国志』は価値のあるゲーム」との声が上がっていた。

　CMでは爪痕を残すことができた『九州三国志』。ゲームに残された期間は残りわずかだが、最後まで駆け抜けてもらいたい。