『サザエさん』ワカメが贈った父の日のプレゼントとは？ 波平の涙に視聴者も思わずもらい泣き

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　6月16日放送の『サザエさん』（フジテレビ系）で、波平が滅多に見せない「涙」を見せて話題に。ネット上で大反響が巻き起こっていたので、ネット民の声と共に内容を紹介していこう！

　話題のエピソードは作品No.7950「ワカメと父の日」。放送日がちょうど6月の第3日曜日だったため、この日は“父の日エピソード”が放送された。カツオとサザエがお金を出し合ってネクタイを購入する中、ワカメだけは波平のプレゼントをひとりで決めることに。悩んだ末に1度は“靴下”に決めようとするものの、靴下はノリスケが一足先に買っていた。

　前日になっても未だに悩み続けるワカメに対し、「何でも喜んでくれるわよ」と励ましの言葉をかけるサザエ。だが当の本人は、「お父さんが本当に喜んでくれるものじゃなくちゃ嫌なの！」と1歩も譲らない。実はワカメがここまでプレゼントにこだわる裏には、ちゃんとした理由が存在する。

　ある雨の日、傘を忘れたワカメは雨の中を走っていた。すると後ろからワカメを呼ぶ声が聞こえ、振り返るとそこには息を切らした波平の姿が。どうやら仕事帰りにワカメを見つけた波平は、傘に入れてやろうと急いで追いかけてくれたようだ。

　ワカメはその時のことを「とっても嬉しかったの」「お父さん仕事で疲れてるのに、あんなに一生懸命追いかけてくれるんだもん」と語り、事情を知ったフネは「その気持ちをプレゼントしたらどうなんだい？」と提案。フネの助言からワカメは机にかじりついて、自分の気持ちを手紙にしたためていく。

　そして父の日当日。それぞれが波平にプレゼントを贈る中、ワカメは「お父さんありがとう」というシンプルな手紙を渡す。「本当はお手紙を書くつもりだったんだけど、上手く書けなくて……」と落ち込むワカメに対し、波平は「ありがとう、ワカメ」「とっても嬉しいよ」と満面の笑みを向けた。

　だが話はこれで終わらない。後にサザエは、ゴミ箱から大量の書き損じ手紙を見つける。数あるうちの数枚を波平に渡すと、そこには「父の日おめでとう。やさしいお父さんが大好きです」「お父さんはカッコよくてやさしくて」と一生懸命綴ったであろうワカメの文字が。試行錯誤を繰り返して気持ちを伝えようとしたワカメの意向を知り、波平は自室で静かに涙をこぼすのだった――。

　目頭を熱くしたのは波平だけではないようで、番組視聴者からは「今日の『サザエさん』で不覚にももらい泣き」「結局プレゼントって値段じゃないんだよね」「最近の『サザエさん』で1番の神回」「まさか波平に感情移入する日が来るとは……」「ワカメちゃんがいい子すぎる。優しさに感動した」「波平が涙する場面を思い出しただけで泣けてくる」「そりゃ波平も泣くわ」など感動の声が後を絶たない。

　いつもは威厳と貫禄たっぷりの波平だが、今回ばかりは鬼の目にも涙ならぬ“カミナリ親父の目にも涙”だったようだ。