山形女医殺害事件の容疑者「フィギュアを熱く語る人」報道 オタクはそろそろスルースキルを磨くべきなのか

 山形県東根市で女性医師が自宅マンションで殺害された事件で、山形県警は住居侵入と殺害の疑いで山形大学4年の加藤紘貴容疑者(23)を12日に逮捕した。警察は事件現場となったマンション前の防犯カメラの映像を解析し、加藤容疑者を割り出したという。被害女性と容疑者の接点は確認されておらず、犯行の経緯や殺害の動機を調べている。

 事件を受け、山形大学は12日にコメントを発表。小山清人学長名で<本学の学生が、このような事件で逮捕されたことについては、誠に遺憾です。亡くなられた被害者の方のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆さま方にお悔やみ申し上げます。また、ご心配をおかけしました地域の皆さま、関係の皆さま方に深くお詫び申し上げます>と謝罪した。

 突如浮上した容疑者について、テレビなどといったマスコミは犯人の実情などを知るべく、取材を進めている。Twitterでは、加藤容疑者の知人とおぼしきアカウントに番組スタッフが片っ端から取材オファーをかけている様子が確認できる。

 さっそく「TBSニュース」では、加藤容疑者の大学の後輩から聞いた「映画研究会に1か月だけ所属していた。フィギュアについて熱く語るちょっと怖い人だった」という証言を報道。「河北新報」でも「(加藤容疑者は)漫画好きで、よくしゃべる普通の学生だった」という知人のコメントが報じられた。

山形女医殺害事件の容疑者「フィギュアを熱く語る人」報道 オタクはそろそろスルースキルを磨くべきなのかの画像1
「TBSニュース」より

 先月発生した登戸殺傷事件では、容疑者の自宅に「テレビとゲーム機」があったことが複数のメディアで報じられた。わざわざ「速報」のテロップ付きで報じるメディアもあり、ネット上に「報じる必要があるのか」「ゲームと事件は関係ないでしょ」と怒りの声が噴出した。

“オタクバッシング”と言われる偏向報道が始まったきっかけである宮崎事件から、かなりの月日が経過しているが、アニメやゲームといったオタクコンテンツと事件との結びつきを印象させる報道はもはや恒例行事のようになっている。そして、その度にマスコミに対する批判の声が上がっている。

 こうした構図に「過剰に反応しすぎ」と指摘する声もある。騒ぎ立てているのはマスコミだが、オタクが騒ぐから火に油を注いでいるという見方だ。そろそろ偏向報道に対して、我々がスルースキルを磨かなくてはならないのだろうか。

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