平成・昭和のレジェンドアイドルを振り返る!

松田聖子 Legend ~助手席に乗る聖子ちゃん~ 第6回

2019.06.13

画像提供:瑠衣羽香

 アイドル歌手は、移動用の車で後部席に乗る(座る)のがほとんどです。けれどもアイドル時代の聖子ちゃんは、助手席に乗っていました。運転は男子マネージャーだったり現場の女子マネージャーだったりしましたが、ほとんど助手席に座って移動していたのです。

 当時のサンミュージックの決まりに、「サングラスをして目を隠してはならない」というのがありました。聖子ちゃんは、目が悪くなかったし完全な素顔で助手席に座っているのですから、大変なことになるときがありました。

 ある日、男性マネージャーが運転し、助手席に聖子ちゃんが座り、私は現場の女性マネージャーと後部座席に座っていました。原宿の表参道が少し渋滞していましたが、めざとい聖子ちゃんが人間ウォッチングしてるみたいに車窓を見ていました。「あ、○○さんだ」とNHKレッツゴーヤングのサンデーズの先輩歌手が歩道を歩いているのを見つけたりしてました。

 そんな聖子ちゃんがフロントグラスで輝いて見えてしまったのでしょう。歩道から「キャー聖子ちゃんよ~」「聖子ちゃ~ん」と車道の車に駆け寄る女子数名……。危ないから早く発進ほしいと思った瞬間に、車は動きだしました。危険なことにはなりませんでしたが、一般道でのことだったので、ハラハラしてしまいました。
(文=瑠衣 羽香)

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