『ドラえもん』名作回のはずが……「今の子はカセット知らないのでは?」「もはや通じない」とツッコミ殺到

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テレビ朝日「ドラえもん」公式サイトより

 6月7日に放送されたTVアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)では、珍しくのび太が真面目になって自分の将来を真剣に考えるシーンが登場した。その姿に「深い話だな」「名作だよね。この回は」と視聴者も考えさせられたようだが、その一方で「今の子どもに分かるのか?」「平成生まれの子は知らないだろうな」といったツッコミの声が殺到。“名作”との呼び声も高い回のはずなのに、一体何が起こったのか? ネットの声とともに内容を紹介していこう。

 話題になったのは「のび太もたまには考える」の回。算数のテストを明日に控え、ドラえもんに泣きつくも、ドラえもんから「単に甘えてるだけだ。いっぺんでいいから本気で悩んでみろ! 自分というものをしっかり見つめてみろ!」と突き放されてしまったのび太。仕方なく勉強を始めるものの、ママからお使いを頼まれてしまい、一気にやる気を失ってしまった。

 そこで仕方なく『能力カセット』が入ったボックスを取り出したドラえもん。カセットの中には色んな能力が入っており、体にセットすると1時間限定でその能力を使えるというものだ。

 ドラえもんは、勉強に集中できるように“マラソン選手”の能力をのび太にセットして早くお使いを終わらせるだけのはずだったが、ほかの能力もあることに気がついたのび太は、そのまま学校でもカセットの能力を存分に使い、先生やクラスメイトに褒められいつものように調子にのっていた。

 そのことを自慢げにドラえもんに報告すると、ドラえもんは浮かない顔で「僕なんか居なかった方がキミのためには良かったのかもしれない」とポツリ。それでものび太はカセットを使って遊んでいたのだが、次に自分にセットしたのが“考える人”と書かれたカセット。

 すると、自分がカセットを使って調子にのっていることについて「ドラえもん何も言わなかったな。僕のこともう諦めちゃったのかな」と物思いにふけり始めたのび太。そして、「ドラえもんともいつかはお別れのときがくる。いつまでも子どもじゃいられないんだよな。分かってるんだよこのままじゃいけないってことは」「やっぱり努力はしなくちゃいけないんだよな」と考えた結果、今までの自分を反省し宿題を頑張るのび太なのであった。

 ただ、日常生活でカセットテープなんてものは全く使わなくなり、見たことがない子どもたちも多くなってきているこのご時世。そのため、原作では“カセット”のところを以前の放送では“能力ディスク”に変えて放送されたことがあった。

 それなのに今回の放送では“カセット”に逆戻り。そのため、「令和の時代にひみつ道具にカセット……今の小学生はカセットを知ってるのかしら?」「なんで能力ディスクが能力カセットに退化してんの?」「もはやカセットは通じないだろ」とツッコミの声が殺到していたのだった。

 昭和から続く長期作品なだけに、ほかにも時代に取り残されたひみつ道具がたくさんある気もするが、それが逆に今の子どもたちには新鮮に映るのではないだろうか。

(アーヤ・凛/ライター)

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