ドワンゴも頭を抱える? バーチャルキャストはどうやって遊べばいいのか問題

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「バーチャルキャスト」より

 ドワンゴの失速が止まらない。ニコニコ動画のユーザーを回復できない同社が、昨年から起死回生の手段として投入したバーチャルYouTuber(VTuber)事業も苦境に立たされている。 

 VTuber事業の苦境が明るみになったのは、5月初めに明らかになった「バーチャルキャスト」(札幌市)の決算だ。同社はドワンゴとインフィニットループが設立したVTuber配信システムを手がける企業。2018年7月の創業から最初の決算で1億5,650万円の最終赤字となったのである。 

 社名でもあり、サービスの名称でもあるバーチャルキャストは、ユーザーがバーチャルキャラクターになって生配信できるシステム。視聴者がアイテムを購入し、好きな配信者に投げ銭できる“Vギフト”機能などが収益源だ。 

「スマホで手軽にキャラエディットできる『カスタムキャスト』や『Vカツ』は、多くのユーザーの興味を引きました。でもその多くは、キャラクターをカスタマイズするだけで終わっています。Twitterなどに作成したキャラの画像をアップしている人はいますが、魅力的な配信をできるまでには至っていません」(同社関係者) 

 バーチャルキャストが理想とするところは、かつてのニコニコ生放送のような盛り上がりだということがわかる。しかし、「踊ってみた」のような、誰にでもできて、かつやってみようと思えるような遊び方が、いまだに勃興していないのである。 

 キャラクターを制作することはできても、遊び方がわからない。この問題を解決するまで苦境は続きそうだ。 

(文=大居候) 

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