『さらざんまい』始まってしまった燕太の命のカウントダウン…何事にも絡むサッカーは何かメタファーなのか?第九皿レビュー

目が離せない幾原邦彦ワールド。『さらざんまい』の第九皿目がオンエアされた。

第九皿
 何も知らずに浅草を離れた悠。ひとり立ち尽くす一稀の背中を押してくれたのは…?一方で、カワウソに翻弄される玲央と真武の関係を決定づける出来事が起こる。その頃、兄と行動を共にしていた悠は、組織の抗争に巻き込まれてしまい―?

 ここ数週、毎回クライマックス過ぎて見終わった後に胸が苦しい。どこもかしこも情報過多で頭が大変だ。あの提供の後に現れた紙粘土のリアル河童(ピンクと白)は何だったのか。

 先週は燕太が撃たれ、一命はとりとめたものの今晩が山。一稀は成す術もない自分を責めるが、そんなときに現れたのは河童になった燕太。俺の涙を返せな展開だが、どうやらケッピのおかげらしい。しかし喜んだのもつかの間、燕太の命のカウントダウンが始まってしまう。

 何とか燕太を助けたい一稀は、燕太を助けるために希望の皿を手に入れる為に行動を開始しようと一度家に戻る。そこで声をかけてくれたのは、弟の春河。ああ、この兄弟本当にかわいい。

 そして!! もしかしたらもっと前に出ていたかもしいれないけど、今回はっきり出た。あの「サラっと」のポーズの元になったのは、一稀たちが憧れていたサッカー選手のポーズだった!!!

 ずっとこのポーズ何なんだろううと思っていたが、サッカー選手か……。今までも彼らの行動の中にサッカーがあったが、サッカーがこんなにもこの3人にとってキーになるものだったとは。

 今回は久慈兄弟の逃走劇もあり、最後の最後の回想シーンで出てきたのはふたりが何も不安のなかった少年時代。ふたりが仲良くおみこしを担ぎ、サッカーボールで戯れ、一稀たちと同じ選手に目をキラキラとさせる姿。

 セリフが無く、絵だけで見る久慈兄弟の過去。血なまぐさい姿しか見てこなかったこの兄弟のほほえましい過去が切なすぎた。なんだかんだいって、誓は久慈のことを何より大切にしていたことがわかったのに、こんな終わり方ってないよな。

 久慈兄弟のことがとても好きなのだが、兄の誓を演じる津田健次郎氏の声が聞き取りずらい。リアルな芝居なのだが聞き取れなければ意味がない。低温ボソボソ系が持ち味なのだが、過去の渡部篤郎を彷彿とさせる聞き取り辛さはアニメでは致命的だ。でも聞き取りやすい話し方をしたらそれはそれでキャラが崩れる……と難しい問題だ。

 思えばこのメイン3人は全員兄弟が(燕太は姉)がいるんだよな。兄弟それぞれの関係も何か物語と関連しているのだろうか。

 それぞれの過去のどこかに「サッカー」が絡んでくる。公式HPやオープニングで浮かぶ〇がつながっているような模様はサッカーボールを模しているのだろうか。

 サッカーも、友達も全て捨て、兄のために街を出た久慈がすべてを失った。すべてを失った久慈はこの後どうなっていくのか。一稀は燕太の命を救うことができるのか。残り話数が減ってきたいま、来週も目が離せない。
(文=三澤凛)

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