華山みおの物語探索 その50

『アナと世界の終わり』 襲いかかるゾンビをかわし荒廃した世界で歌って踊れ!生きてるって最高に幸せ!青春ゾンビミュージカルエンターテイメント!

 映画館で、スタッフロールが終わり客電が点いた瞬間に「面白かったーーー!」って声が出そうになる映画に出会えると、最高に幸せな気持ちになれます。今回はそんな気持ちにさせてくれた映画『アナと世界の終わり』をレビューします。


 イギリスの田舎町リトル・ヘブン。幼い頃に母を亡くした高校生のアナは、現在は父トニーと2人で暮らしている。夢も希望もないこの町にうんざりしている彼女は、父に内緒でオーストラリア旅行を夢見てバイトに励む日々を送り、幼なじみのジョンは、そんな彼女の夢を応援しながら密かに思いを寄せている。しかしクリスマスイブに旅行の計画がバレてしまい、アナと父は大ゲンカに。翌日、いつも通り学校へ向かっていたアナとジョンの前に突如として血まみれの男が現れ、ジョンに襲いかかる。アナは咄嗟にシーソーを使って男を撃退するが、なんと男の正体はゾンビだった。クラスメイトたちと合流したアナとジョンは、学校に取り残された学生たちを救出しに向かうが……。


 いやー、本当に面白かったです! めちゃくちゃ最高! ミュージカル×ゾンビ映画って何事?! と思ったけどすごい! 何の違和感もありませんでした!

 ミュージカルの歌ってなんであんなに気持ちいいんですかね。シーンと歌がマッチした映像全てが気持ちよくて、開始1曲目(正確には2曲目)の”Break Away”から「あ、絶対この映画好き」って思わされました。

 この曲を歌いあげる3人(アナ・ステフ・ジョン)がそれぞれが現状の不満を胸に抱き、「ここから抜け出さなくちゃ」と歌い上げます。まだ正常な世の中で自分が置かれている現状を嘆く、ティーンっぽさが色濃く出る曲です。この曲と次の曲”Hollywood Ending”のスクールミュージカル感が最高なんですよーー!

 学校総出で歌って踊るの最高! ワクワク感が半端ありません。豪華で明るくポップなんだけど、ティーン特有の毒もあって、ミュージカルの醍醐味が満喫できるシーンです。本当にまだこの辺りは物語の冒頭なのですが、冒頭で心をがっしり掴まれました。好き。

 そしてこの動画、公式に上がっているこのYouTubeを見てほしいです。これを見たら絶対この映画を観たくなるから。

 この爽やかに歌い上げるアナの後ろで起こり始めているミスマッチな世界の危機。どんどんこの物語がゾンビ映画然としてくるのです。

 アナ役のエラ・ハントの歌声の伸びやかさ。このミュージカルの歌の爽快感は間違いなく彼女の歌声が大きいんですけど、キンキンと高いわけじゃなく、低すぎるわけでもなく、本当にストンと届く声なんですよ。ミュージカル俳優さんの歌が上手いのなんて当たり前なのかもしれないけど、物語の説得力を持たせ、魅力的であるって本当に奇跡みたいですよね。顔もとってもかわいーーー! 見た目がちょっとボーイッシュ寄りなんだけど、だからこそアナの美しさが際立つというか。ハンサム美女ですよね。ずっと見ていたいです。

 ゾンビがこの歌の後からガンガン出てくるのですが、何を隠そう私はゾンビ系映画が超苦手です。そもそもホラーが最高に苦手なんです……。なので今までゾンビ系の映画は完全にスルーしてきました。

 人気過ぎて気にないた『ウォーキングデッド』を恐る恐る見始めたことをきっかけに、少しだけ抵抗が薄れてきたタイミングだったのですが、やっぱりゾンビとの戦闘シーンでは怖くて何度か顔を覆ってしまいました……。どの映画でも、やっぱりゾンビは頭を狙うのが定石なのでしょうか。あと音に寄ってくるのね。首が飛んだり頭が潰れたりするときに「ひぃっ」って声が漏れそうになりました…‥。怖い。

『アナと世界の終わり』 襲いかかるゾンビをかわし荒廃した世界で歌って踊れ!生きてるって最高に幸せ!青春ゾンビミュージカルエンターテイメント!のページです。おたぽるは、声優人気連載映画アイドル&声優その他の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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