30分アニメを観る集中力もない? YouTuberブームで若者のオタクスキルが激変していた

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 もう若者はアニメすら観ない。そんな時代が始まっているのか? 制作側にとって30代以下のアニメファンは、まったく儲けにならない年齢層だという意見が支配的だ。

「コンテンツにお金を払ってくれるのは、30代よりも上の世代の人々がほどんどですね。それより下の世代は、コンテンツのジャンルを問わず、無料が当たり前だと思っているんです」(出版社社員)

 なるほど日本も貧しくなったのか……と思いきや、それは違う。そもそも観ているメディアが違ってきているのだ。

「今の大学生より下の若者は、生まれた時から豊富なネット文化に触れてきた世代です。なのでテレビにはそこまで親しみがありません。そのため“オタク”を名乗っているのに深夜アニメを観ていないという学生は、当たり前にいますよ」

 そう話すのは、都内のある大学にて、オタク系学部の教鞭を執る教員。わざわざそんな学部を選んで入学してくるのだから、濃い人間が揃いそうなものだが、実際はまったく異なるという。

「ソシャゲなどに少し触れていて、“なんとなくオタクだから”という理由で入学してくる学生が圧倒的に多い。深夜アニメはほとんど観たことがない。おまけに、マンガだって読まない。主に触れているのは、YouTuberの番組とTwitterだという学生はたくさんいます」(同)

 そうしたメディアへと人々の興味が移行していくのは、時代の趨勢だから仕方がない。でも、YouTubeのように手軽に短時間で楽しめるコンテンツが当たり前になることに対する危惧はほかにもある。

「YouTuberの番組は、だいたい1分半とかの短時間で終わるでしょう。そのためか、30分アニメすら集中力がもたない若者も増えているんですよ」(同)

 たとえ老害と呼ばれても、若者を説教したくなってくる。

(文=大居候)

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