同じ顔のキャラが多すぎて「ざわ… ざわ…」 絵の癖が強すぎてキャラが全員同じに見える(⁉)漫画家3選

●あだち充

 大人気作『タッチ』や『H2』(どちらも小学館)のあだち充は、ハンコ絵漫画家の代表例といえるだろう。多くの作品で登場人物が同じ顔をしているため、ファンの間では「“あだち充劇団”の演者が違う役やってるだけだよ」といわれている。

 2014年放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、「タッチ芸人」が集められて「上杉達也はどれだクイズ」に挑戦した。ファンを自称する芸人達も頭を抱えたが、この放送にゲッサン編集部のTwitterアカウントがあだち充の「あんなのわかるわけないだろ」という衝撃コメントをツイート。

 以前『少年サンデーS』(小学館)の誌上で実施されたあだち充作品の「ヒロイン総選挙2017 ADC38」では、同じ顔がずらっと並び「見分けるのが不可能」と話題になった。企画担当者は「J-CASTニュース」の取材に対して、「読者にツッコんでもらうための企画だった」と漏らしているとおり、顔が同じことについては“作風”と開き直っているようだ。

●横山光輝

 横山光輝の大長編『三国志』(潮出版社)も、「みんな同じ顔に見える」漫画としてよく名前が挙がる作品だ。壮大な歴史ロマンを全60巻で描いた横山の代表作の1つだが、登場人物が多すぎてファンでも見分けることが困難になってしまった。

 ほとんどのキャラクターが同じ服装であることも手伝って、物語を読みこんだ人でも「見分けるコツはヒゲの形。顔はほとんどドカベンみたいなのばっかりだから」「顔で覚えるんじゃないんだよ。装備がヒントだからね」と見分けに苦労している様子。それでも「めちゃくちゃ読んだから、麋竺と甘寧の違いもわかる」「似てるっていうけど、有名武将は一回見たら忘れないぞ」など、根強いファンには見分けがつくというから奥が深い。横山は『鉄人28号』や『魔法使いサリー』などを生み出した漫画界の鉄人で、手塚治虫や石ノ森章太郎とも並び称される巨匠。作品を読ませる力は絵ばかりではないのだろう。

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