『いちご100％』が名作なのは“西野エンド”だったから!? 未だ語り継がれている“負けヒロイン”たち

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●谷川柑奈

　2012年放送のアニメ『あの夏で待ってる』（TOKYO MXほか）に登場する谷川柑菜の負けヒロインっぷりもなかなかだ。作中で谷川は主人公・霧島海人に想いを寄せていたが、霧島は貴月イチカに惚れていた。さらに谷川のことが気になっていた石垣哲朗は、物語が進むにつれて北原美桜と良い雰囲気に…。

　するとファンは、メインキャストの中で“余って”しまった谷川のことを“あの夏で余ってる”と揶揄。また谷川は青髪だったことから、“約束された敗北者”との烙印を押されている。この不名誉な称号は『とらドラ！』の川嶋亜美や『Re：ゼロから始める異世界生活』（どちらもテレビ東京系）のレムなど、青髪キャラの“負け率”が高いことに由来している。谷川の負けっぷりに、ファンからは「可愛いのに敗北者すぎた」「可愛いのに負けたのか、負けたから可愛いのかは永遠の課題」という声が上がっていた。

●新垣あやせ

　最後に紹介するのは、伏見つかさのライトノベルを原作としたアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』（TOKYO MXほか）の新垣あやせ。彼女は同作の主人公である高坂京介のことが気になるようになり、とあるタイミングで告白していた。しかし京介はもう1人のヒロインである高坂桐乃へ告白することを決めており、新垣は玉砕してしまう。

　人気キャラ“あやせたん”が振られるのを目撃した視聴者からは、「京介爆発しろおぉぉぉ!!」「悔しくて壁殴ったら穴あいた」「もう俺があやせルートいくわ」などの声が続出していた。ちなみに同作のゲーム『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』には、伏見が書き下ろした“あやせルート”のシナリオが存在。このルートはあやせたん信者の熱烈な支持を受け、後に加筆修正して文庫化されている。

 
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