松田聖子Legend ～下宿していた聖子ちゃん ファンに両手で握手～第２回

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日本橋三越デパート屋上にて

　「青い珊瑚礁」が大ヒットした頃の松田聖子ちゃんは、当時まだ東京 ･四谷にしかなかった(支社のなかった時代の)サンミュージックプロダクションのタレントスクールの社長Aさんご夫妻のご自宅だった、参宮橋のマンションに下宿をしていました。このAさんご夫妻のマンションに下宿をして有名になった同プロダクションの芸能人には、桜田淳子さんや太川陽介さん等がいます。

　面倒見のよいご夫妻で、急に多忙になっても聖子ちゃんの食生活は乱れませんでした。それはご夫妻が、聖子ちゃんを娘のように気遣われたからに違いありません。

　タレントスクールの社長Aさん(プロダクションの社長Aさんとは 別人)は、当時参宮橋から自転車で毎日四谷のサンミュージックプロダクションまで通勤されていた元気な男性でした。しかし引退され、熱海に引っ越されてから他界されました。

　わたくしが何故にこれほど詳しいかと言うと･･･今だから言え ますが、元彼が社員さんだったからなんです。「青い珊瑚礁」の大ヒットで、聖子ちゃんのファンクラブ入会希望者が莫大な人数になりました。毎日現場マネージャー以外の社員さんは、朝の朝礼を早々に切り上げたら、聖子ちゃんのファンクラブの入会者の住所書きをしていたそうです。当時は手書き印刷のアナログだったんですね。

　サンミュージックの他のタレントさん数名が、ラジオで「聖子ちゃんが売れたから社員とタレント全員に臨時ボーナス10万円出たんですよ」と昭和の芸能事務所の税金対策を暴露していました。

　その頃の、日本橋三越デパート屋上での聖子ちゃんの写真が出てきました。駆けつけた男子の人数が半端ないです！ いまAKBに駆けつける男子のパワーと同じに感じます。そしてもう１枚の写真でお気づきと思いますが、1980年に既に聖子ちゃんは、ファンに両手で握手してあげてるんですよね。
（文=瑠衣羽香）