華山みおの物語探索 その47

『プロメア』松山ケンイチ他、俳優の起用大成功!熱すぎるバトルシーンにワクワクが最後まで止まらず大満足!!

 暑い夏がとうとうやってきましたね。おかしいな、まだ5月ですよ。梅雨入りもしていないのになぜにこんなにも暑いんでしょ。それはもしかしたらこの映画が始まったからかもしれません。今回は夏前から熱く公開中の映画『プロメア』をレビューします。


 世界大炎上―― 全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種<バーニッシュ>の出現だった。あれから30年――攻撃的な一部の面々が<マッドバーニッシュ>を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊<バーニングレスキュー>の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと<マッドバーニッシュ>のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は̶̶。


 『プロメア』は、『天元突破グレンラガン』『キルラキル』を生み出した今石洋之監督と脚本家の中島かずきさんが再びタッグを組んで送り出す完全オリジナルの劇場用アニメーションです。どちらの作品も大好きだったら観に行く以外の選択肢はありませんよね!

 松山ケンイチさん、早乙女太一さん、堺雅人さんが声優として参戦するというニュースもあって、アニメファンだけではなく大きく話題になってた公開前。もちろん芸能人の声優起用は賛否両論あります。今回も色々な意見が交わされていますが、心配は一切要りません!! 見ててビックリするくらい、松山ケンイチさん演じるガロ・ティモスの熱さ! 早乙女太一さん演じるリオ・フォーティアの芯の強さ、堺雅人さん演じるクレイ・フォーサイトの後半!! 全員滅茶苦茶カッコイイ!!

 この作品はどのシーンをとっても熱がこもっているんです。その熱はどこからくるのか? 声優さんのお芝居、脚本、演出、原画、音楽……どこもかしこも熱いです。全てからその熱を感じるんです。そんな映画はなかなかありません。

 今作はオリジナルシナリオです。でも、TRIGGERが今まで手掛けて来た作品を彷彿とさせる描写も所々に見受けられます。今までの作品のファンならこの世界観がツボなことは間違いなしです。

 TRIGGER作品と言えば、時には暑苦しくも感じるようなバトルと主人公の熱い想いに胸が滾る展開が特徴ですが、今回の作品も主人公のガロの熱さが最高です。「熱い熱い」って結局なんなんだよ、と思うかも知れないが、こればっかりは観ないと伝わらないかもしれません。「熱さ」とは体感するものなんです。あらすじを読んだり、キャラクターの立ち絵を眺めるだけでは感じ取れないあの「熱い」空気が確かに存在しているんです。

 この作品独特のデザインも、この作品全体の熱さを伝える大事なパーツです。鮮やかな色使いに映画が始まった瞬間目を奪われ、世界観に引っ張り込まれます。氷や炎といった自然表現の仕方が独特で、小さな頃に「未来っぽい」と思った色使いというかなんと言うか、ワクワクする色の効果とでも表現すればいいでしょうか。バトルシーンは特にそれが顕著なんです! ド派手な色が画面いっぱいに広がって、ついつい体が前に乗り出してしまいそうになります。

  作中ガロが所々に「見得」を切るのですが、それが超気持ち良い! 松山ケンイチさんのあの言い回しが、カチっと気持ち良いところにはまるんです。最後のシーンではリオと一緒に見得を切るんですけど、鳥肌が立ちました。最高。

  そうだ、この映画は「気持ちいい」んです。主人公の熱く真っ直ぐ自分の信じたものに突っ走る性格や、ストーリーの明快さと疾走感、絵の美しさ、それぞれのキャラクターの魅力、音楽の小気味よさ、バトルシーンの熱さ、会話のテンポ、作品の芯の熱さ全部がピタっと見てる側が最高に気持ち良くできています。満足感が違います。そう、私たちはこういう作品が観たかったのです。

  見終わった後の「スカッとした!」と声に出して言いたくなる爽快感。作り手側も楽しんで作ったのが伝わってくるような、最初から最後までワクワクが詰め込まれていました。「これがやりたいんだ!」という強い意思が伝わってきました。劇場特典で貰えるシリアルコードで前日譚も観られる充実っぷりも嬉しい限り。

 見る側と作り手が両思いになれる熱い映画『プロメア』。今年も間違いなく暑い夏がきます。それならいっそ、最高に熱い映画を観て夏を迎えるのもいいかもしれません。ぜひ、劇場へ足を運んで観てください。
(文=華山みお)

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