『インハンド』非現実的な部分が気になるも、人の命が助かることはすばらしい!現実世界にも奇跡を願ってやまない第7話レビュー

 山下智久主演サイエンス医療ミステリードラマ『インハンド』。第6話がオンエアされた。

 牧野(菜々緒)に娘がいることを知った紐倉(山下智久)と高家(濱田岳)は、入院している牧野の娘・美香(吉澤梨里花)のお見舞いに来ていた。生まれつき免疫に欠陥があるPID(原発性免疫不全症候群)で入院している美香。PIDの有効な治療法は骨髄移植しかないが、ドナー提供者も見つかっておらず、母親の牧野とも一致しなかったという。そして、美香の父親で牧野の夫・賢一(永岡卓也)はすでに他界していた…。
 牧野は紐倉に、美香のためにPIDの治療法を見つけてほしいとお願いする。珍しくすんなり引き受けた紐倉だったが、それは牧野がやろうとしている“あること”に気づいたからだった。
紐倉はPIDの研究を始めるため、元上司の福山(時任三郎)に協力を仰ぐが…。

 先週終わり、牧野の衝撃的な「娘」発言。特に隠していたわけでもなかったようだが、視聴者はみんな驚いたのではないだろうか。牧野を演じる菜々緒に、まさか小学生の子供がいるようには見えるはずがない。しかし、牧野の娘の美香ちゃん。さすがだ。すごくかわいい。

 このかわいい女の子、PID(原発性免疫不全症候群)という病気を患っており、今回は牧野と美香ちゃん親子のため、紐倉と高家がこの病気に挑む。

 寄生虫専門の科学者の紐倉にとって、専門外の病気だ。しかし、「自称天才」の紐倉は美香ちゃんを助けるために、今まで見たことがないほどに熱心に調べる。自分で自分のことを「天才」と言い続けて憚らなかったのに、今回初めて「僕は天才じゃない」と言わしめた。後ほど撤回してたが。

 ここ数話で紐倉はだいぶ人間的に成長した。人の気持ちを受け取るようになったというか、ひとりだけの世界に他人が入る余地が生まれたというか。第2話くらいの時の紐倉だったら、この話も他人事で気にも留めなかったと思われる。

 今回は冒頭からキレイな顔して「うんこ」を連発していた。これがまさか伏線になるとは……。亡くなってしまった牧野の旦那さんは精子・血液以外にも、自身の身体情報をすべて残していた。それが美香ちゃんを助ける道へとつながった。その道を見つけるまで牧野は「救世主兄妹」という方法を選び、そのために自身の体に鞭を打ち、夫の残した精子をもとに体外受精の治療を受けていた。

 ただでさえ不妊治療は大変だし、時間が無いとずっと言っている中で、可能性が低すぎる救世主兄妹という手は、砂漠で砂粒を探すような手段だ。しかし、今回はドラマの中の話で、紐倉が奇跡的なタイミングで糞便移植が美香ちゃんに限っては有効なのではないかと気が付いた。

 紐倉が「天才だから」という超人的理由だけでこのように簡単に奇跡が起きてしまう部分や、娘が大ピンチなのに牧野が鉄壁の化粧をしていたことなど「ドラマの非現実性」が気になる部分も大いにあったが、美香ちゃんが助かったことは本当に良かった。実際の世の中にも、こんな奇跡が訪れることを願ってやまない。

 今話がオンエアされる前、CMで「紐倉の初恋?」みたいな文言が流れた。それを見たとき、安易に恋愛系に進まないでほしい、それも牧野とだったら絶対にありえない、そう思っていたのだが、お相手は美香ちゃんだったようだ。良かった良かった。

 しかし美香ちゃんよ、紐倉と結婚したら滅茶苦茶苦労するぞ。高家を見てごらん。ママも反対してるからな。

 でも、仕事の関係が続く限り、というか命の恩人だから一生縁は続くのであろう。その間に目も覚めると信じたい。多分結婚にいいのは高家だぞ。

 高家に続き、牧野も「友達」と認めた紐倉。来週はどんな病が彼らの前に立ちはだかるのか? 来週も楽しみだ。
(文=三澤凛)

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医療モノにハズレなし!

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