『あなたの番です』袴田吉彦が殺された世界線で狂った思考の翔太…物語がさらに暗澹とした#6レビュー

 初回から物議を醸している【交換殺人】がテーマの『あなたの番です』。第6話がオンエアされた。

 俳優の袴田吉彦が殺害され、久住(袴田吉彦)は責任を感じていた。久住が交換殺人ゲームで引いた紙に書かれていた名前は“細川朝男”。ゲームのルールに従えば、久住が朝男(野間口徹)を殺す番だ。菜奈(原田知世)は久住に、“細川朝男”と書いたのは自分だと告げ「殺さないでください。もし誰かに脅されたら相談してください」と頼む。
菜奈は翔太(田中圭)に、自分が交換殺人ゲームで朝男の名を書いて、それを久住が引いたことを説明。さらに、朝男との本当の関係を打ち明ける。その事実を聞かされた翔太は…!?

 先週の袴田吉彦ショックから冷めやらぬ今週。マンション内の住人はまだ今回のゲームと袴田吉彦を結び付けてはいない。

 菜奈と細川が知り合いだったということを知った翔太。菜奈ではなく、直接細川に問いかける。しかし翔太……。着眼点というか、思考がぶっ飛んでいる。細川が一方的に菜奈にナンパしたんだろうと決めつけ、「本気で菜奈ちゃんを愛する作戦」を公言し、勝手にハグして終わりにする。

 しかし実態は、離婚届を出してもらえないので現夫であった。やっと翔太に打ち明けられたものの、事実はそれだけで片が付くものではない。「顔もみたくないから婚姻届けを送れ」と言い放つくらいなのに、なぜ細川は離婚届を出そうとしないのか。

 事実を知った翔太は細川に再度怒鳴り込む。しかし、はじめから事実を知られることなど怖くもないような態度の細川。職場で殴ったら翔太の立場が悪くなること、現在籍を入れているのは自分で、翔太は浮気相手でしかないこと、莫大な慰謝料を請求できることを翔太に告げる。ぐうの音も出ない。

 しかしそんなずる賢い手も、翔太には通用しない。翔太は菜奈のすべてを愛している。だから、菜奈が幸せだった過去や菜奈が一度は愛した細川の事も愛しているのだと告げる。バカだけど心が広いというか、その発想はなかったというべきか……。細川もまさかの翔太の行動に、驚きを隠せなかったようだ。しかし、菜奈がゲームで細川の名前を書いたことを伝えられたときの表情は、何か企んでいるようにも見えた。

 そして先週、袴田吉彦と書いた本物の袴田吉彦こと久住。演技も認めていた袴田吉彦の死にショックを受けつつ、他の住人が誰の名前を書いたのか、お互いの書いた名前と引いた名前を発表することを提案する。久住が引いたのは、菜奈の旦那・細川だった。

 それぞれの書いた紙を見せ合う中、シングルマザーの北川は、自身の子供に害をなす児嶋の名前を書き、白紙の紙を引いたと告げる。名前を書かないという選択肢や、自分の名前を書いたなどの選択肢を思いついた人がいたことに、自身の汚さを感じる各々。しかし、それを責めても仕方がない。菜奈たちはそれぞれの推理を持ち寄って話し合うことを決め、結束を固めていく。

 毎週絶対出ていた藤井が出てこなかったり、佐野の不穏な動き、浮田家のごたごた、田宮の第二の人生のスタート、警察の動き。今回も気になる動きは多々あったものの謎の解明に進展はない。

 「毎週死にます」の宣伝通り今週の被害者が確定した。発覚の仕方がホラードラマらしい演出でゾクリとさせられた。この結果に、その名前を書いた人はどのような反応を見せるのか。仲間だと思っているメンバーにも、信用していいのかどうかわからない情報も入ってくる。誰を信じていいのか。疑心暗鬼のまま来週に物語は続く。
(文=三澤凛)

オーメン

オーメン

けっこう怖いです

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