華山みおの物語探索その43

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』竹内結子と三浦春馬はなぜこんなにも美しいのか!? 続編はあるのか? 極上エンターテイメント!

2019.05.20

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』公式HPより

 待っていました! 最高に面白かったドラマ『コンフィデンスマンJP』待望の映画化! 公開したての『ロマンス編』をレビューします!!

 華麗に大胆に人を騙し続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)、ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐。

 次なるオサカナ(=ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから<氷姫>という異名を持つラン・リウ。

 彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、3人は香港へ。

史上最大のコンゲーム<騙しあい>が始まる!!

 ランに取り入ろうと様々な策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦する。そんな中、天才詐欺師ジェシーが現れ、同じくランを狙っていることがわかる。

 そして、以前ダー子たちに騙され恨みを持つ日本のヤクザ・赤星の影もちらつき始め、事態は予測不可能な展開に。

 騙し騙されの三つ巴の戦いを制するのは誰なのか!?

 この物語の最高に面白いところは、スケールのでっかいエンタメ感。なんとなく『踊る大捜査線』を彷彿とさせるど派手で痛快な演出です。見ていてスッキリ爽快な気持ちになるんですよ。予算の使い方が半端ないからか出し惜しみがありません。贅沢なものの使い方をされているのがよく分かるんです。フジテレビの本気が伝わってきます。

 主役三人! 長澤まさみ演じるダー子、東出昌大演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャード。明らかに偽名。素性は明かされません。この物語は時間軸も曖昧(数年たったりもする)で年齢も不詳なんです。でもこの3人、見た目が全く老けません。すごいです。長澤まさみさんはずっとキュートで豪快で、東出昌大さんはずっと爽やかかわいい。小日向文世さんはずっとナイスミドルです。

 私は長澤まさみさんが大好きなのですが、ダー子をやってる彼女は本当に最高です。目がなくなるくらい豪快に笑うところや、表情筋がゴリゴリ動いて表情が目まぐるしく変わるところ、猛烈なポジティブさと頭の良さと行動力と勝負強さなど、全くもって目が離せません。峰不二子が現代っぽくなったイメージといえばいいでしょうか。

 詐欺師集団だから変装も多く、色々な表情を見せてくれるのもこの物語の大きなポイントです。しかしダー子の変装に力が入っているのに対して、ボクちゃんとリチャードの変装はいつもちょっと残念なのはなぜでしょう。カツラをかぶってるのがバレバレとか。その対比が面白いから良いのですが……。

 今回の映画は、海外香港に飛び出して大騒動を繰り広げます。メインゲストは三浦春馬演じるジェシーと、竹内結子演じるラン・リウです。

 このふたりも最高でした。ジェシーもダー子たちと同じく詐欺師で、しかもその甘いマスクを武器にした恋愛詐欺師なんです。過去にダー子とも色々とあったようで、ロマンス編の名に恥じない恋愛模様が描かれます。

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