『フルーツバスケット 』はとりのかわいさと優しさに満ち溢れるも、声優の演技に違和感を覚えた第7話レビュー

 今回の『フルーツバスケット』はコミックス2巻の内容から、少し原作とは違う編成になっていた。突然草摩家に呼び出された透くん。少し雰囲気の怖いはとりににらまれるのはちょっと怖い。どこか影のあるはとりには、十二支故に起こった悲しい過去があった。

<第7話>春になりますね
はとりに呼び出されて草摩の本家にやってきた透は、紅葉の案内で屋敷の中へ。しかし、わざわざ訪ねてきた透に対して、はとりは紫呉の家から出ていくよう勧める。草摩家は呪われている……慊人に利用される前に、関わった事を後悔する前に出ていけと言うのだ。はとりがそう言いだしたのは、自身の過去に関係があった。

 十二支のそれぞれのエピソードはどれも好きなのだが、はとりの過去の話は切なすぎる。ただでさえ異性に接触することが難しいのに、それでもと愛してくれた女性との仲が、慊人の一言でダメになってしまう。その気持ちの折り合いを、はとりはどうやって付けたのだろう。時間薬とはいうけれど、傷跡は絶対に残る。今回、透くんと話したことが、はとりにとって時間薬とは違う効能の薬になっていたらいいのに。

 カナさんを2年ぶりに見かけた時に聞こえてくる言葉が「結婚もうすぐだね」というのは、かなりきついと思われる。自分を忘れている笑顔で、他の誰かとの結婚に幸せそうな顔をするカナに「おめでとう」と言えるはとりは、なんて優しいのだろう。タツノオトシゴなのがコンプレックスなのもとてもかわいい。

 ただ、はとりの声優(興津和幸)がかなり気になってしまう。感情が表に出ない淡々としたはとりだから、棒っぽくなりがちになるのは分からないでもないが、もうちょっとどうにかならなかったのか……。

 今回、はとりにとっても最も大事なエピソードであったはずだ。それなのにただ読んでるだけみたいに聞こえて、大事なセリフが上滑り。興津和幸は、最近よく名前を見る声優なだけに残念だ。マブダチトリオがそろったときにもこれだと、完全に喰われてしまうだろう。これからの向上に期待したい。

 話はお正月に向かっていく。草摩家が一堂に会する場で一体何が起こるのか。残りの十二支は出てくるのか。楽しみだ。
(文=三澤凛)

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