「素材」は出品NG? デザインフェスタが開催直前に混乱するも運営が即謝罪

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デザインフェスタ公式サイトより

 5月18、19日に開催が予定されている「デザインフェスタVol.49」。その間際になって、一部の出展者が参加を取りやめることを宣言する騒動が起こり、運営が謝罪する騒ぎが起きた。問題となったのは出展のレギュレーションだった。いったい、なにが問題だったのか?

 今回で49回目となるデザインフェスタは、様々なアート作品をはじめドールなど、幅広い工芸品の展示と販売が行われる催しだ。その開催を前に突如、参加を取りやめることを告知したのは、ある出展者。

 この出展者が展示販売を予定していたのは、ドールに使われるグラスアイ。これまでも同様の出展が行われていたが、直前になり運営がグラスアイは完成品ではなくパーツ・素材の販売は開催趣旨にそぐわないとして販売中止を求めてきたのである。しかも、出展を取りやめてもすでに入金してある出展料は返金しないとしたために、波紋は広がった。

 運営サイドの規定によれば確かに素材・パーツの販売は趣旨に反するようにも見える。だが、これまで同様の展示販売でもNGになったことはなかった。もしも、厳密に判断するならばガレージキットやペーパークラフトなどもすべて販売できなくなってしまうのではないのかと、出展者や参加者は一斉に非難の声を寄せた。

 これを受けて運営サイドは12日付けで騒動になったことを謝罪。従来通りの参加を認めると共に、参加を断念した出展者には返金などの対応をすることを明らかにしている。この経緯説明で運営は「現在、デザインフェスタの注意・禁止事項に「素材・パーツの販売」についての記載がございます。これは、過去に、素材・パーツを転売されたことがあり、デザインフェスタという場が変質してしまうことを懸念して設けた規定でした」としている。

 現在でも転売禁止であるはずの出展品が、瞬く間にネットで転売されていたりするために、転売屋の巣窟となることを警戒しすぎたために騒動になってしまったことが見て取れる。

 責めるべきは運営の混乱よりも転売が相次いでしまう状況。だが、モラルのない転売屋を撲滅するのは簡単なことではなさそうだ。
(文=大居 候)

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