デザインやDTP、アニメーション制作など、あらゆるクリエイティブな業種で欠かせないのがAdobe製品。現在はCreative Cloudとなり月単位あるいは年単位で「Adobe税」ともいうべき使用料を支払って使うのが当たり前になっている。
「Adobeに限らず多くのアプリが月額あるいは年額課金になっていますから気にはならなくなっていますが毎月お金を取られるのはあまりいい気分ではないですね。かつては高額とはいえ、一度パッケージを買えば追加でお金を支払う必要もなかったわけですから……」(デザイナー)
もちろん、課金制になったことでの利点はある。かつては数年に一度、十数万円を支払ってバージョンアップをしなければならなかった。だがCreative Cloudであれば、定期的にバージョンアップが行われていくのである。
そしてCreative Cloudの開始からも長い年月が経ち、いよいよバージョンアップの回数も累積されている。Photoshopは最新がCC20。InDesignはCC14が最新になっている。
ここに来て、いよいよ決断を迫られているのはCC以前のCSを利用し続けているユーザーだ。
「そんなに使う機会がないのでCS4をずっと使ってますが、もう無理じゃないかと思っています。数年前にはMAXOSのバージョンアップでPhotoshopやillustratorの表示がおかしくなりました。それでも騙し騙し使っていたわけですが、もう無理じゃないかと思っています」
(編集者)
出版の場合、比較的使う頻度のあるのはPhotoshopとillustrator、それにInDesign
あたり。だが、月に何度も使わないのに数千円の負担というのは割に合わない。それでも最新バージョンに比べると互換性は失われていく一方。Adobe税からは何者も逃れられないのか?
(文=大居 候)
まだCS4使ってるの? バージョンアップのたびに失われる互換性。そろそろAdobe税に囚われるしかないのページです。おたぽるは、その他、ホビー、Adobeの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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