「LGBT? 性別の壁なんて本当に些細なものなんだね」 令和のはじまりと共に開幕した新たな世界

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「パソコン!パソコン! パソコンをくれ! パソコンなら何でもいい! あ、いや、そうじゃない。『カスタムメイド』とか『VRchat』ができて、自分がとびきり綺麗な女の子になれそうな奴が欲しいんだ!」

『銀河英雄伝説』のウォルフガング・ミッターマイヤーがプロポーズをすることを決めて花屋に飛び込んだ時の調子で入ってきたぼくにドスパラの店員さんは冷静だった。

「じゃ、ひとまず『カスタムメイド』が動作するスペックを確認しましょうか」

 Googleの検索窓に『カスタムメイド』と入力して、サイトでスペックを確認。「なるほど、このスペックなら……」手慣れた感じで店員さんは、構成案を提示してくる。少し安いけど十分に動作するほうと、それよりはちょっと高いけれども、より満足いく動作がするほうの二つ。

 どっちにしても、文章を書く程度なら数万円でパソコンが買える今となっては、なかなかな値段。仕事の大事なアイテムであるMacBook Airもそれくらいの値段はするけれども、今回は違う。流れる冷や汗は、それを使いこなして楽しめるか、まだ自身のない自分自身への不安。

 ふと脳裏に初めてパソコンを買ったときの光景が浮かぶ。ちょうどWindows95が発売された頃。まだ世の中にはマウスなんて触ったことがなくて「走る」の意味も理解していていない人が多かった頃。卒論の資料整理とか色々と目的は並べたけれども、結局は『同級生2』をやりたいがために25万円。その時と、似ている。

 正直、グラフィックボードがどうのといわれても、よくわからない。でも、値段が高い方が性能がよいのはわかる。「本当に、この金額を投じて後悔はないのか」。すぐに決断の言葉は出て来ない。

「ちょ、ちょっと頭を冷やしてきます」

 近くの喫煙所に向かい煙草を一本吸って、ようやく覚悟を決める。店に戻って一言。

「高い方をください」

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 昨年頃からあちこちで話題になっているVRに興味は尽きなかった。きっかけはバーチャルYouTuber。でも、興味が沸いたのはキャラクターではなくもっと別のこと。中身が当たり前にオッサンだったりすることである。声はオッサンのままで美少女のキャラクターで人気を得ている人もいる。

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