現在、TVアニメ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』が放映されている。この作品はエロゲーマーなら誰でも知っているエルフの超名作であり、同名タイトルが原作となっている。リリースは1996年。しかもPC-98での対応というクラシックタイトルだ。昨年PlayStation 4やNintendo Switchにリメイクされている。(オリジナルとだいぶ雰囲気は異なるが)
懐古厨のエロゲーマーからすると、Windows以前の名作が注目されることは非常に喜ばしいことだ。ということで、今回はシルキーズのPC-98対応『BE-YOND ~黒大将に見られてる~』のエロアニメ版『ビ・ヨンド』を紹介しよう。原作のリリースは1996年。OVAは1998年でピンクパイナップルだ。ちなみに脚本は『ポケットモンスター 』『イナズマイレブン』シリーズでおなじみの冨岡淳広氏だ。
ストーリーは、記憶を失った漆黒の魔王とその従者・レンが巻き起こすドタバタSFコメディだ。完成度はかなり高く、古き良きギャグアニメであり、かなり笑える。魔王のくせに記憶を失ったことで、善良な小市民な性格となってしまったという設定が最高だ。やることなすことが裏目に出る一方で、良い人のためにどんどん愛されてしまうのだ。本当は魔王にも関わらず。
今作は魔王をはじめ、とにかくキャラクターのすみ分けがすばらしく、それぞれがきちんと笑いの役割を担っている。従者のレンは感情を持たないのであるが、徐々に愛されていく魔王に嫉妬するようになる辺りがひじょうにかわいらしい。クールビューティーキャラであるが、魔法を繰り出す瞬間など萌えである。
警察のエバやトレジャーハンターのフェイなどはおバカキャラとして、どこかドジでマヌケなところもあるのだけど、憎めない存在だ。常にクスッとした笑いを誘ってくる。
全体のストーリーの流れにも違和感なく、ありがちが超展開もない。OVA全2巻、ギャグ満載できっちりとひとつの作品に仕上がっている。無理に原作を再現しようとしなかったのが功を奏したのだろう。
原作とOVAも古いタイトルではあるものの、いま観ても十分に通用するクオリティであり、万人受けする作りとなっているのはさすがは冨岡淳広といったところか。作画の乱れもない。
エロアニメ版を観て気にいった方はぜひとも原作にも挑戦してもらいたい。FANZAで原作リメイク版がダウンロード購入可能だ。
ちなみに『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』のエロアニメ版も存在する。そちらはまた今度。
(文=穴リスト猫)
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