映画『名探偵ピカチュウ』ピカチュウをモフりたくて悶絶!努力・友情・勝利に父子の絆と実に健全な104分!

 海外でも大人気の『ポケットモンスター』シリーズから、ゲームを原作した実写映画『名探偵ピカチュウ』が公開された。

 原作、ニンテンドー3DSのアドベンチャーゲームであることから、映画版はミステリー仕立てとなっている。細かな改変はあるが、だいたい原作の流れに沿った内容だ。

 まず目につくのはCG技術の素晴らしさだ。実写とアニメの融合や、いかにもな3DCGでもない。質感から毛並みまで、本当にポケモンたちが存在しているかのようである。地面に転がれば彼らも毛並みが乱れて汚れるし、口を開けば口蓋のしわまでバッチリ描かれている。こういった細かい演出には脱帽するしかない。

 また、ハリウッド映画によく見られる「家族愛」「父子愛」が今作も裏設定として盛り込まれていた。どちらかというと冴えないキャラの主人公がピカチュウと冒険することで、少しずつ成長し、やがて断絶していた家族とつながっていく。そして一緒に冒険した女性と恋に落ちる。ベタな展開といえばそれまでなのだが、こうした再生の物語は観ている側に勇気を与えてくれるので、何度同じような映画を観せられても良いものだ。

 ミステリー部分については、かなりのご都合主義が炸裂するが、尺の問題もあるので致し方ない。この映画を楽しむのはそこではないとうことだ。

 全体的な演出を考えると、大人向けというよりもやや若い世代に向けて作ったと思われる。敵組織の演出はクスって笑えそうなほどダサいし、殺人などの陰鬱な展開はないし、ありがちな下ネタもない。キスシーンだってないのだ。ピカチュウのかわいさと、父子の絆、そして週刊少年ジャンプよろしくの努力・友情・勝利。それらをこれでもかと堪能する実に健全な映画と言えよう。

 また、筆者は残念ながらポケモン世代ではないので、登場するポケモンの全てを知っているわけではない。しかしドンピシャの世代であれば、物語にメインに絡んでこないエキストラ的なポケモンたちにも多数登場するので、そういった点に面白さを感じることができるだろう。姿だけを含めて、登場するポケモンの数は多い。

 日本語吹き替え版の主人公には竹内涼真が声を当てているが、本編にもポケモントレーナーとしてカメオ出演している。本当に一瞬なので、見逃さないように。
(文=Leoneko)

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