『きのう何食べた?』深夜に観るおじさんたちのかわいさといったらもう……餅テロ注意な第5話レビュー

2019.05.05

  疲れた週末の癒し、脅威の飯テロ番組『きのう何食べた?』5話がオンエアされた。

第5話

 筧悟朗(志賀廣太郎)の術後の経過が順調で安心する史朗(西島秀俊)。だが久栄(梶芽衣子)は「“老いじたく”を考えているのか」と史朗の行く末を案じる。矢吹賢二(内野聖陽)と添い遂げるつもりなのか、今後の話を一度ちゃんとしたいと、年末年始の帰省を説得され、賢二に思わず「帰りたくない」と心情を吐露する。

 そんな史朗に賢二は珍しく真顔で「贅沢だ」と怒り気味。また史朗は賢二の家族の話を知らないことにふと気づく。

 今回も多大なる飯テロありがとう。

 ケンジの作ったサッポロ一番のラーメンが最高に美味しそうだった。あのレシピで私も深夜に作ろう。電話してきてくれるシロさんはいないけど、食べてひとりで太ろう。

 このラーメン作るのが楽しみでスキップして帰るケンジのかわいさが今週のハイライトであった。内野聖陽演じるケンジは本当に毎週信じられないくらいかわいい。毎週あまりのかわいさに「え、かわいい……」と声が漏れる深夜0時過ぎ。なんなのこのおじさん。

 それと今週衝撃だったのが、ケンジの美容室で働いている男の子がタブチくんじゃなかったことだ。店長が「ハヤシダくん」とポロっと言っていたので、違うってことなのだろう。タブチくんも好きだったので、出ないんだと思うと残念でならない。話数の関係でケンジの職場関係のことまでやれないのだと予想される。店長の奥さんのエステ話も出ていない。うーん残念。

 ひとりで年越しをしているケンジが寂しいだろうと思って、何度も電話をかけてくれるシロさん。でも、本当に寂しかったのはシロさんだったのだろう。あぁ、もう本当ご馳走様だ。ありがとう。このふたりの関係にときめく。静かにラブラブなの最高だ。

 春のうららかさを感じている気候の中で、年越しの話を見るのは不思議な気持ちだけど、お餅レシピを存分にひけらかされると久々にお餅が食べたくなる。向こう一か月はお餅と言われるとケンジのように「パン食わせろ!」ってなるけど、きなこ、大根おろし、納豆、磯辺焼き、お雑煮全部美味しそうだ。

 お餅の食べ方は家庭の色が濃く出るもの。磯辺焼きと納豆餅はどの家もだいたい一緒だろうが、大根おろしは筆者の家ではあんまり食べなかったので新鮮であった。また、ケンジがトーストに栗きんとんを塗って食べているのが最高に美味しそうだったので、ぜひ真似てみたい。ケンジはいつも美味しそうに食べるから、同じもの食べてみたくなる。『きのう何食べた?』のレシピブログ本は飛ぶように売れるんだろう。

 そして、いよいよ……。いよいよ来週!! 待望のジルベールが来る! 「大ちゃ~ん!」って声だけで、完璧なジルベールなのが想像できる。ジルベールがシロさんケンジとどんな応酬をするのか、来週を首を長くして待つのだ。
(文=三澤凛)

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