ネットでエログロは許されない風潮 EUでは過激コンテンツ放置の企業に対し制裁金を科す流れへ

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イメージ画像/Photo by Andrew_Writer from Flickr

 もう「ネットはなんでもアリ」は過去の話なのか。

 まだネットがダイヤルアップ接続だった時代。インターネットはなんでもアリの無法地帯だった。どうやって造るのかわからないが、原爆の製造法なんてのもアクセスできた。死体やらのグロにエロ。そう、ロリも当たり前のように流れていたものだ。

 だが、その流れは完全に過去のものになっている。もはや、ネット上にヤバいものは存在してはならなくなっているのだ。

 一つの動きが4月にEUで決定された。過激コンテンツへの規制だ。この規制では過激なコンテンツを1時間以内に削除しなかったインターネット企業に制裁金を科すとしている。過激なコンテンツといっても様々あるが、ここで規制の対象として考えられているのは、実際の殺人やグロ動画といったものである。日本ではあまり注目されていなかったが、2019年3月15日にニュージーランドで発生したクライストチャーチモスク銃乱射事件とされる動画がネット上で流布し、大きな問題となっていた。

「ヨーロッパでは、イスラム原理主義によるテロの動画がインターネットで流れることに大きな危機感を抱いています。実際に起きた事件を模倣する者たちが次々と出てくるのではないかと、本気で考えられているのです」(在仏研究者)

 いまだ一部の国では創作物も含めて、性描写や暴力描写を厳しく取り締まるべきだとする議論も続いている。そうした背景にあるのは、リアルにとんでもない事件が起きていること。今後、ネットでのエログロの規制は世界的な流れになっていくのか。
(文=是枝 了以)

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