『サモンズボード』イラストコンテストにてトレース疑惑! 過去に湧き起ったパクリ騒動を振り返る

 人気スマホゲームの『サモンズボード』にて開かれたイランストコンテストにて受賞者にトレース疑惑が発覚し、ユーザーや応募者をざわつかせる騒動があった。

 Twitterなどには検証画像が出回っており、それを見る限り素人目にも見事なまでの一致っぷりだ。現在、公式HPから疑惑の受賞者の作品は掲載されていない。「※4/25(木)放送「サモンズステーション」の内容から、受賞作品を一部変更しております」との告知分があるが、事前の告知動画の中でいまも確認可能である。

 こうした若者向けのコンテストには“パクリ”騒動が起こることがまれにあるが、ライトノベルの新人賞には多い傾向がみられる。

 例えば、第16回電撃小説大賞にて最終選考に残った『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』がリリースされたが、『バカとテストと召喚獣』などからの盗作していたことが発覚し回収騒動になったことがある。

 もう少し古い話になると、2007年に第一回モバゲー小説大賞の優秀賞『メビウスの輪』があのエロゲーの名作『CROSS†CHANNEL』の盗作だと騒ぎになり、受賞辞退ということも起きている。

 比較的最近だと、2013年に星海社からリリースされた『ロジック・ロック・フェスティバル』が、古野まほろの『天帝のはしたなき果実』の盗作であるという疑惑が生じた。この騒動は「古野まほろ vs 星海社」の図式が出来上がり、お互いがSNSにて主張を繰り返したので、文芸に詳しくない一般層にも知られる騒動となった。

 イラストに話を戻すと直近では、“美人銭湯絵師”の勝海麻衣氏が大正製薬の炭酸飲料「RAIZIN」のイベントで描いた絵が、イラストレーターの猫将軍氏が2012年に描いた作品に酷似している騒動になった。

 イラストにしろ、ライトノベルにしろ、毎日のように作品が生み出されている。そのジャンルに携わる人間は、絶対に世に出ている作品に何かしら影響を受けていることだろう。そういった意味では完全なオリジナル作品を生み出すのはなかなか難しいのかもしれないが、すでにプロとして活躍している人、これからプロになろうとしている人は、すぐに既存作との類似性を指摘されないものを生み出してほしいものだ。

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