Appleが動画配信サービスに本格参入 「AppleTV+」の不安要素は独自すぎる倫理基準?

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apple.com‎より

 Netflixを始めHuluやAmazonプライムビデオなど、いくつものサービスがひしめく動乱の動画配信サービス。そこに新たな勢力が出現することに様々な憶測が流れている。Appleがこの秋にも独自の動画配信サービスを開始すると発表しているのだ。

 これまで、Appleではスティーブン・スピルバーグを取り上げた映像で新たな動画サービス「AppleTV+」について言及するなど、最初からかなり大がかりな規模で参入すると予測されている。公式でも秋からのサービス開始地域は100カ国以上と言及されており、先行するNetflixをはじめとする各社を、一気に追い越そうとしているようにもみえる。

 これまで劣勢だった従来のサービス「AppleTV」とはひと味違ったものになると期待される「AppleTV+」。だが、この参入に懸念の声も次々と寄せられている。それは、Apple独自の厳しい倫理基準だ。

「日本の場合、いくつものマンガ配信アプリがあるわけですが、その中では配信時にモザイクがかけられるとか、そもそもマンガ家に対してほかの媒体ではありえないNGがあったりします。とりわけ性的な表現とか幼女なんかには極めて注意が払われています。というのも、そうした表現が理由でAppleからクレームが入りiPhoneユーザーへの配信が行えなくなることがあるからです」(編集者)

 Appleの倫理基準が独自かつ極めて苛烈なものというのは出版業界では広く知られているところ。マンガアプリが普及する以前にも、電子書籍がAppleの審査に引っ掛かって配信できないという事件は幾度も起こった。今回の新たな動画配信でも同様のことが起こる可能性があるのだ。

「Appleがどのような基準で審査をしているかはまったく謎です。日本のアニメとかでも“なんで、これがダメなの?”という部分が指摘されることになるんじゃないでしょうか」(前同)

 iPhoneやiPadなどの端末でも気軽に試聴できるであろうAppleの新たな動画配信サービス。でも、肝心のコンテンツでコケる可能性は十分にありそうだ。
(文=大居 候)

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