エロアニメで観るエロゲーの世界

『flutter of birds』泣きゲーの裏傑作というべき作品!エロアニメ版はエンドロールが終わるまで鑑賞すること!

 30年間続いた平成が終わり、令和が始まる。エロゲーマーにとって、平成とは勃興、隆盛、衰退の歴史だったと言えよう。

 新時代に移り変わるいま、エロアニメで観るエロゲーの世界はしばらく過去作を顧みようと思う(何度も古い作品は紹介しているが)。そこで今回は泣きゲーの傑作『flutter of birds 〜鳥達の羽ばたき〜』を取り上げる。2001年にシルキーズから発売された。

 『flutter of birds 〜鳥達の羽ばたき〜』は泣きゲーの傑作とされながらも、同じくらいに発売されていた『Air』や『Kanon』などのKey作品の影となり、一般知名度はそれほど高くない。しかし、個人的にはファンタジー要素の強かった『Air』や『Kanon』よりも泣き要素は強いと感じている。というのも、『flutter of birds 〜鳥達の羽ばたき〜』にファンタジー要素はなく、田舎の診療所を舞台としたリアルな純愛ゲーだったからだ。そこに出会い、別れ、死と鉄板の要素が合わさり、病院という舞台で物語が展開していくのだから、涙が流れないわけがない。実際、同作から泣きゲーにはまったというユーザーは多いのではないだろうか。

 エロアニメ版は2002年にピンクパイナップルから発売され、OVA全2巻構成である。前編『夏の星座』は神楽琴羽と虹掛美雨とのエピソード、後編『線香花火』が朝比奈めぐみと森野大気とのエピソードとなっている。

 原作では細かい病気についての説明が入ったりするのだが、エロアニメ版にはそんな余裕はなく、森野大気ルートをメインとしながらも各人の出会いから結ばれるまでがジェットコースターのように駆け巡る。前編にも病と闘いながらも葛藤するキャラ達の様子は描かれるものの泣き要素は少ない。『flutter of birds』らしくなってくるのは後編だ。様々な死と葛藤を乗り越えるものの、まさかの原作バッドエンドで終わりかと見せかけ、ドンデン返しでトゥルールートエンドと流れ込む。最後の最後に、タイトルと同じように鳥が空にはばたく描写に感動することまちがいない。

 主題歌は原作のアップテンポなダンスビートの表題曲とは異なり、「空の記憶」というバラードになっている。この曲がまた作品の世界観をうまく表現していて非常に良い。前編のOPと後編のEDに流れるのだが、そのタイミングも完璧である。

 ていねいに描きさえすればアニメ向きの内容なので、ぜひともTVアニメ版を制作してほしいものだ。
(文=穴リスト猫)

関連記事

『flutter of birds』泣きゲーの裏傑作というべき作品!エロアニメ版はエンドロールが終わるまで鑑賞すること!のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューゲームエロゲーの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -
PICK UP ギャラリー
写真new
写真
写真
写真
写真
写真

ギャラリー一覧

歴史に残る珍作となりそうだけど大丈夫?
ちびまるこちゃんって何歳になっても観れるよね。