「オタク新線」は夢のまた夢? 少子化が進む日本に作る意味はあるのか

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Photo by Dick Thomas Johnson from Flickr

 こんな路線、本当にできるのだろうか。東京都が2020年の東京五輪後に新たな地下鉄路線を建設する計画を進めていることが、相次いで報じられて話題になっている。

 新聞各紙の報道によれば、計画されているのは銀座からりんかい線・国際展示場駅までの約5キロの区間。将来的には、東京駅まで延伸が計画されているつくばエクスプレスや、JR東日本の整備する羽田空港アクセス線とも接続するともされている。

 秋葉原から国際展示場までが直結するために、一部では「オタク新線」として盛り上がりを見せている。とはいえ、あくまでまだ計画段階であり、実現には様々な困難がありそうだ。

 東京都がこの新路線を計画している背景には、臨海部の勝どき・晴海・有明地域の人口の急増がある。この地域ではタワーマンションの建設が相次ぎ、人口がどんどん増えている。現在、晴海までの地域をカバーしている大江戸線の勝どき駅では、タワーマンションとオフィスの急増で乗客をさばききれなくなり、ホームの増設工事を実施。今年2月にようやく供用開始には至ったものの、焼け石に水状態。なのに、周辺地域ではさらにタワーマンションの建築が進行中。さらに、五輪後には選手村の再開発構想も進んでいるという状況。有明にいたっては、りんかい線とゆりかもめのほかは都営バスだけという、これまた心許ない状況。ゆえに、交通機関の整備は急務となっている。

 ただ、そのための新地下鉄の建設が最適な回答かは疑問視する声もある。

「今後、少子化はますます進行しますから、マンションは需要に対して供給が多くなりすぎます。現状でも、臨海部で新築されるタワーマンションは値上がりを見越して投資目的で購入されている例も増えています。決して、今後も人口増が続くとは思えません」(不動産業者)

 晴海から銀座方面への交通網としては、今後BRT路線の整備も計画されているところ。多額の費用がかかる地下鉄路線よりもBRT、あるいは路面電車あたりが最適な方法となるだろう。いまだ豊洲から押上方面の新線も計画倒れに終わっていることを考えると、「オタク新線」は夢のまだ夢というところか。

(文=昼間 たかし)

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