『木曜日は君と泣きたい。』(工藤マコト)絶対に他人には漏らせない秘密が誰にも1つはある…謎が散りばめられた恋物語

 謎が多い漫画について語るのって難しいです。先が気になる、という一読者としての感想ばかりになってしまうし、紹介しようにもネタバレは避けなくてはなりません。非常にぼんやりとした言葉を並べるしかなくなってしまいます。

 まだ出揃っていないことにあーだーこーだ言ってしまうと、後からどんでん返しが起こってしまいそうだけど、作品の魅力は伝えたい。ネタバレをしないように。今回はそんな気持ちで工藤マコト先生の漫画『木曜日は君と泣きたい。』(祥伝社)をレビューします。

 以下、あらすじです。

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「とても人には言えないような、えげつない秘密」 薫(かおる)は、憧れの人気モデル・零花(れいか)と同じ大学だった。 零花は構内でも一際目立つ、才色兼備で完璧な女性として輝いていた。 そんな中、薫は零花が女性とキスしているところを目撃してしまう──。 薫と零花を中心に、男女の愛憎が交錯する、出口なしのキャンパスライフが始まる。
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 既巻1巻のみ。多分まだ序盤の序盤で情報が出そろっていません。この状態で言いたいことはひとつ。

 「先が気になるーーーーーーー!」

  まずね、最初のページからとっても期待を煽る文言から始まるんですよ。

【ーー私には秘密がある。その真綿のように優しい秘密は いずれ私を絞め殺す】

 この頭のページと最初の見開きがもう気になります。 

 ページを捲ってキャラクターが出そろってきてからまたこの冒頭に戻って、まだ見ぬ先を想像……。秘密…っていうのはアレか? でも、まだ出ていないエピソードのことかもしれない……。この配置はどういうことなのか……。

 普段から着物を着こなす薫。その理由は彼女の幼い頃にあります。その出来事がきっかけとなり、物語がグンっと加速するのが第一話ラストです。 

 これを言ってしまうとこれから読む人の楽しさが半減しそうで明言出来ないのですが、この秘密と零花の秘密が同じ類のものなのかな? と一瞬思わされるシーンがあるものの、それも一巻を読み進めると浅はかだったと気付かされるのです。

 この物語のヒロイン的な存在の零花も、1巻時点では謎の多い存在です。人気モデルとして主人公薫も憧れる存在の彼女が物語に絡んでくると、その美しさが怪しさに変わる。 

 物語のキーにはミステリアスな美人は欠かせないですよね。 ミステリ小説に出てくる主人公の目の前に現れる女性はだいたいミステリアスな美人なんだよ……!

 そして薫の幼馴染の千三、零花が思いを寄せる(?)千秋と、メインキャラクターそれぞれが“えげつない秘密”をまだ隠し持っていそうである。

 見え隠れしている部分はあるんだけど、まだそれは語られていないから「え、そういうこと……なの?」とまだ半信半疑。どれもこれも先が気になる仕掛けになっているので大人しく続きを待つ以外に為す術がない。

 タイトルの『木曜日は君と泣きたい』は誰が誰に向かっての言葉なのか。木曜日っていうのは話の中に出て来たあれってことなのかなぁ。 だとしたら……?

 タイトルにに込められた謎も気になるばかり。 兎にも角にも早く続きを!
(文=華山みお)

木曜日は君と泣きたい。

木曜日は君と泣きたい。

めくるページが止まらない!

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