『フルーツバスケット』第1話 原作を忠実に再現するために少々古臭さが? それでも高いクオリティに一安心!

 高屋奈月の大人気漫画原作のTVアニメ『フルーツバスケット』が、待望の完全新作となって放送された。

 元々原作が好きだった者にとって、この新作アニメはかなり衝撃的だったのではないだろうか。一度アニメ化されたものが再アニメ化する例は最近多々あるが、それらの多くは不発に終わっている印象だ。 

 今回のアニメ化にあたり、原作者である高屋奈月は次のような条件を出している。それは、

●キャストとスタッフを一新すること
●自分の絵に似せない事

 このふたつの条件のもと始まったアニメは吉と出るか凶と出るか……。

【1話『行ってきます』あらすじ】
 高校生の本田透は、通りがかった家で十二支の置物を見つけて母親から聞いた昔話――子(ネズミ)に騙されて宴に参加できなかった可哀そうな猫のお話――を思い出す。それが縁で家主の草摩紫呉、そして紫呉の親戚で眉目秀麗な王子様的存在のクラスメイトである草摩由希と仲良くなるが、由希はどうしてか猫が嫌いなようで……。
 原作にとても忠実な第1話。最後まで描く、と謳っているので最後まで高いクオリティを保てるのか? と少し不安に思うところもあるが、これだけ丁寧に原作をなぞってくれるとなると、今後の展開をアニメで見れるのか……と、期待が高まる。

 そして主人公 本田透の声が良かった。演じる石見舞菜香のモノローグに聞き入ってしまう。前作とはキャスト一新とはいえ注目作の主人公。少しうがった気持ちで構えていたのでこのモノローグ部分で新アニメに関しての不安が和らいだ。

 原作を忠実に再現をするというのは難しいもので、原作では活きていた表現が多少古く感じる場面もある。そこを強く感じたのは、草摩由紀の演出だ。

 第1話で大きな印象やこれからの物語の核である草摩の謎を示す役割のある由希の王子様っぽさ、ミステリアス感を出すための効果がちょっと古臭く感じてしまった。慣れの問題なのだろうか。

 兎にも角にも新しいフルバがスタートした。まだまだ1話では出揃っていない奥深いストーリーが待っている。

 十二支がそろい、物語が動き出すのが楽しみでならない。
(文=三澤凛)

フルーツバスケット

フルーツバスケット

キャラデザはもはや別人

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