平成のアニメとゲームを彩ったBUMP OF CHICKEN……その魅力と功績を振り返る

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　忘れもしない、2006年。ゲーム『テイルズ オブ ジ アビス』。このゲームの主題歌に“カルマ”そして、ゲーム内の重要なBGMを藤くんが手掛け、初のMotoo Fujiwara名義でCDが発売されました。当時、バンドメンバー３人が藤くんに対して、「（今後はバンドではなく）ソロでやっていったほうがいいのでは……？」と提案したことに対し、藤くんが「そんなさみしいこと言うな」といったやりとりがあったそうです。CDが発売された際の升秀夫氏のライナーを振り返るだけでファンはムネアツです。

　もちろんゲームもプレイし、アビスの世界観にやられ、ゲームを進めていくうちに『カルマ』という曲がアビスの世界観を、最初から全部唄っているということに気づいて、鳥肌が立ちました。

　ちなみに私はゲーム内でナタリアがめちゃくちゃ好きです。ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア！！　声に出して呼びたい王女様です。料理が下手な誠実で気高いかわいいナタリア。アッシュとナタリアが最高に好きなんだ……。こんな素晴らしいゲームに出会わせてくれてありがとう、藤くん。エンディングロールでちょこちょこ「Motoo Fujiwara」の文字が出るたびにまた感動したのもいい思い出です。後年アニメ化された際にも起用されたのがすごく嬉しかったですね。やっぱりアビスにはこの曲じゃなきゃ！！

　そして、CMソングや映画主題歌、「NHK みんなのうた」などのタイアップがある中、2012年に国民的アニメ映画『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』　に、“友達の唄”で主題歌に抜擢されました。

　先代ドラえもん映画の中でも特に好きだったリルルの話。それをBUMP主題歌で大きなスクリーンで見れるなんて……！　あと“友達の唄”っていうのがたまらないですよね。ドラえもん映画の中での友情にも涙し、PVでも仲のいいメンバーを見れて。私がBUMPを好きな理由のひとつに、メンバー間の仲の良さもあるんです。幼稚園からの幼馴染の今年全員40歳のバンドってたまらなく愛しいですよね。仲良し！　

　毎週4人で放送していうラジオ「ポンツカ」を聴くと彼らの仲の良さを聴くことができます。　毎週日曜、深夜３時はbayFM「ポンツカ」今なら藤くん40歳お誕生日企画やってるよ！（常に誰かしらのお誕生日企画やってる）

　タイアップとはまたちょっと違う番外編みたいな感じなのですが、2014年に発売された“ray feat.HATSUNE MIKU”は大きな話題になりました。

　BUMP史上初のコラボが、なんとVOCALOID！　この年に開催された東京ドームでのライブでも初音ミクちゃんが登場し、会場がめちゃくちゃ盛り上がったのを覚えています。びっくりしたなぁ……。この“ray”という曲で彼らは2014年にミュージックステーション、2015年の紅白歌合戦にも初出場しました。

　ファンとしてもなんだか節目になるような曲という印象です。個人的にもとても落ち込んだ時に助けてくれた曲なので、とっても大切な一曲となっています。

 
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